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『･･･そんなことないよ、だから僕はもっと成長しなくちゃいけない』
SJ｢今までだってちゃんと成長してるよ。夢を持ってくれるまでになったんだから。俺もあの時、お前に声をかけて良かったって心から思ってる｣
『･･・ッ』
SJ｢Aがそう決めたなら、俺は胸を張ってお前を送り出すよ｣
SJ｢サランへ、A｣
『ッ！』
やめてよ、いきなりそんなこと言うの･･･そんなこと言われたら僕･･･また泣いちゃうじゃないか････。
『っ、ぼ、ぼくも･･･サランへ、ソジニヒョン･･･ッ』
僕はしばらく、ソジニヒョンの温もりに包まれていた。
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side: Donghyuck
イスマン先生に呼び止められたAを練習室の前で待っていれば、徐々に見えてきたその姿に飛びつく。
DH｢A！｣
『わっ、ドンヒョガどうしたの』
DH｢どうしたのじゃねぇよ！お前戻ってくんの遅いから何かあったんじゃないかって心配したんだぞ！｣
いつ何があるか分からないこの業界だから、色んなもしもを考えたりして不安になった。デビューが決まった今、辞めるなんてことは無いと思うけど････もしAがそうなったら、俺は──･･･
『ごめんね、心配してくれてありがとうドンヒョガ。大丈夫何もないから』
ね？と頭を撫でるその手はひどく優しい。
名残惜しいけど、もう一度強く抱きしめてから離れる。
DH｢･･･あれ？･････A泣いた？｣
『え･･･』
離れた時に見えた目尻の雫。
DH｢やっぱり何かあった？｣
その雫を拭ってあげれば、『ソジニヒョンとお話してた』って。
DH｢え、ソジニヒョンに怒られたの？｣
Aとソジニヒョンの仲がいいのは周知のこと。でもAが怒られてるのなんて見たことない。元々Aが怒られるようなタイプではないし、ましてやヒョンがAを溺愛しているし。
『あ、いやいや違うの。ヒョンがデビューおめでとうって言ってくれて』
DH｢ちょっと気が早くない？｣
『うん(笑)。でも嬉しかったから』
その時のことを思い出しているのか、本当に嬉しそうな表情をする。
なんか･･･妬けるな。
そう思ったらなんだかAの手を握らずにはいられなかった。
『ドンヒョガ？』
だってこうするとAが喜ぶから。
『･･･ふふっ』
ほら──･･･
可愛いやつ。
僕×デビュー end.
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ryo(プロフ) - もんさん» コメントありがとうございます。了解しました、今後は控えます🙇♀️ (2023年1月14日 16時) (
レス) id: 3246cdea87 (このIDを非表示/違反報告)
もん(プロフ) - お気持ち表明あまりいらないかも… (2023年1月13日 15時) (レス) @page1 id: 1a788f23e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ryo | 作成日時：2022年7月3日 20時
