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今まで誰のことも“ヒョン“なんて呼んだことないのに、いきなり呼べと言われても･･･。
SJ｢･････そうか･･･呼んでくれないか････｣
『えっ、いや、あの、違くて･･･！』
僕が中々言わないので、ソジンさんがシュンとしてしまった。
『･････ﾋｮﾝ』
SJ｢･･･はぁ｣
『ッ！･･････ソ･･･ソ、ソジニヒョン･･･』
部屋が静まり返る。
うわぁ、なんだこれ、なんだかすごく恥ずかしい･･･。
顔が熱い。絶対赤くなってる。
思わず手で顔を覆う。
ヒ、ヒョンもなんで何も言わないんだ･･･！
『･･･何か言って････』
SJ｢･････あ、ごめん。え、てかなに、ちょっともう一回言って｣
『え！？』
“ガシッ“
『ひっ』
SJ｢もう一回、言って｣
『えぇぇ･･･』
なぜこの人はこんなにも真顔で僕の肩を掴むんだ。
あんなに頑張って言ったのになんでもう一回言わせようとするんだ･･･！
SJ｢早く｣
『ッ、』
えーい！こうなったらやけだ！
『ソジニヒョン！』
SJ｢キヨウォ〜！｣
『わぷっ！』
勢いよく抱きつき頭を撫で回される。
『ヒ、ヒョン、髪が･･･』
SJ｢なんだよ可愛すぎるだろぉ！･･････髪？･･･そうだ！A、髪切るぞ！｣
『え！？』
SJ｢アイドルになるならまずは身だしなみから！｣
『わっ、ちょ、ちょっと！』
コロコロと表情の変わるソジンさ･･･ヒョンに圧倒される。この人いつも突拍子がなさすぎる！
しばらく切っていない髪を切るのは気が進まなくて断ろうとしたのに、結局ソジ･･･ニヒョンに切られてしまった。
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SJ｢心の準備はできたか？｣
『ま、まだ･･･』
次の日、僕は事務所の練習室の前にいた。
今日から僕は本当に練習生になるんだ。
顔を覆うほどにあった髪は切られ、目にかかる程度になった。慣れない短くなった前髪を触り、気を紛らわせてなんとか気持ちを落ち着かせる。
SJ｢大丈夫。ありのままのAで接すればいい｣
『う、うん』
SJ｢よし、行ってこい！｣
ソジニヒョンが僕の背中を押す。
高鳴る心臓。ゆっくりと扉を開く。
『お、おはようございます！』
これが、幸せを求めアイドルを目指した僕の･･･はじまりのお話。
僕×はじまり end.
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ryo(プロフ) - もんさん» コメントありがとうございます。了解しました、今後は控えます🙇♀️ (2023年1月14日 16時) (
レス) id: 3246cdea87 (このIDを非表示/違反報告)
もん(プロフ) - お気持ち表明あまりいらないかも… (2023年1月13日 15時) (レス) @page1 id: 1a788f23e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ryo | 作成日時：2022年7月3日 20時
