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祖父｢随分なことを言うのはいいが、その条件でどう俺たちを納得させるつもりだ｣
ソジンさんが心配そうに僕を見つめているのが目に入る。ごめんなさい、こんなことに巻き込んでしまって･･･。
『･･･僕が成人するまでに、あなたたちが今後の生活に困らなくなる程のお金を稼ぎます』
祖母｢はっ･･･｣
SJ｢ちょっA、何言って･･･！｣
僕だって無謀だって分かってる。けどこの人たちと縁を切るためには、こうするしか思い浮かばないんだ。
祖父｢ふっ、面白い。････分かった、宿舎に行くことは許可しよう｣
『････』
祖父｢ただし、もし条件が達成できなければ、その後も入金は継続だ。そうでなければ許可はだせない｣
『･･･わかりました』
SJ｢A！｣
祖父｢事務所の方。書類か何かにサインが必要なんだろう。出しなさい｣
SJ｢･･･ッ、｣
祖父｢Aがこう言っているんだよ。あなたもあれだけ言っていたんだ。Aを手放したくないのなら、俺の気が変わらないうちに早く書類を出しなさい｣
ソジンさんと目が合う。僕は“大丈夫“の意味を込めて頷いた。
SJ｢････分かりました。ではこちらにサインをお願いします･･･｣
ソジンさんが出した書類に祖父が署名をしていく。
これでやっと、僕はここから───･･･
─────────────
───────
僕は車に揺られ、もう一度事務所に向かっていた。
外はもう真っ暗だ。
SJ｢･･･ホントに良かったのか･･･あんな条件出して｣
『･･･やるしかないですよ。僕があの人たちから離れるには、それしかない』
SJ｢でもA、ダンスや歌の経験は？｣
『全くです。知識も無ければその世界に触れたことも無い』
SJ｢君ねぇ･･･｣
『すみません････でも、これからたくさん勉強します。どれだけ難しくても大変でも、必ず習得します。そして･･･絶対に有名になって、絶対･･･幸せになります。誰もが羨むくらいに』
あの人たちから離れるのは、幸せへの第一歩だと僕は信じてるから。
SJ｢はぁ･･･分かったよ。誘ったのも俺だしな。君のやりたいようにやるといい。最後まで付き合うよ｣
『すみません、面倒なことに巻き込んでしまって』
SJ｢いや･･･でもさっきのは正直驚いた。Aがあんなこと息継ぎもなしに言うもんだから｣
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ryo(プロフ) - もんさん» コメントありがとうございます。了解しました、今後は控えます🙇♀️ (2023年1月14日 16時) (
レス) id: 3246cdea87 (このIDを非表示/違反報告)
もん(プロフ) - お気持ち表明あまりいらないかも… (2023年1月13日 15時) (レス) @page1 id: 1a788f23e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ryo | 作成日時：2022年7月3日 20時
