・ ページ17
.
変わるしかない。
今の状況を変えるために、僕が。
僕を人として扱わないような人たちと、今日会ったばかりでも優しさと変化のキッカケをくれた人。
どちらを選べばいいかなんて明らかだ。
『僕は･･･ソジンさんと、暮らしたい』
SJ｢！！････よし、よく言った！｣
『わぁっ』
ソジンさんが僕の頭をグリグリと撫で回す。
SJ｢そしたらA、今君の家には誰かいるかな｣
『え･･･まぁ･･･、祖父がいます。祖母は出かけていて、夕方には戻るかと』
SJ｢そうか･･･。なら、この後君の家に行こう｣
『ッ!?この後ですか！？』
SJ｢君は未成年だからね。一応親代わりである祖父母にも許可をもらいに行く｣
『そ、そうかもしれないですけど･･･』
僕が家を出てアイドルになるなんて聞いたら、あの人たちはなんて言うか････。
SJ｢ほら行くぞ、案内よろしくな｣
『ソ、ソジンさん･･･ッ！』
僕の呼び掛けにも応えず先を行くソジンさんに仕方なく続く。
─────────────
───────
SJ｢ここか？｣
『･･･はい』
車に乗り家までやって来てしまった。
『ホントに会うんですか･･･？』
SJ｢当然。ほら、早く入れ。変わりたいんだろ？｣
『･･･』
少し強引なソジンさんに促され、なんとか気持ちを落ち着かせて玄関の扉を開く。
"バタバタッ"
奥から足音がどんどん近づいてくる。
あぁマズイ。この音はきっと怒ってる。
｢ちょっとA！アンタ一体どういうつもり！？｣
『････』
どうやら祖母が先に帰ってきていたようだ。
僕、今日は一日中ソジンさんといたから家の事何もできていないし、カンカンに怒ってる。
祖母｢学校からも連絡があった、アンタ学校も行かずにどこほっつき歩いてたの！？誰の金で通えてると思ってるの！｣
先生も、こういう時だけ連絡して･･･。
祖母｢ちょっと聞いてるの！？･･･はぁ。ホンットにどういう教育してたんだか･･･｣
SJ｢すみません｣
祖母がまたグチグチと言っていると、ソジンさんが後ろから入ってきた。
祖母｢誰、アンタ｣
SJ｢突然すみません。申し遅れましたが、私こういうものです｣
ソジンさんが差し出したのは僕にもくれた名刺。
祖母｢SMentertainment？･･･芸能事務所がウチのなんの用よ｣
SJ｢あぁご存知でしたか、ならお話は早いです｣
ソジンさんは見たことがないような笑顔で淡々と話す。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 338人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「NCTDREAM」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ryo(プロフ) - もんさん» コメントありがとうございます。了解しました、今後は控えます🙇♀️ (2023年1月14日 16時) (
レス) id: 3246cdea87 (このIDを非表示/違反報告)
もん(プロフ) - お気持ち表明あまりいらないかも… (2023年1月13日 15時) (レス) @page1 id: 1a788f23e1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ryo | 作成日時：2022年7月3日 20時
