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SJ｢それは人によって様々だけど、結果的に目指しているものはみんな同じ。アイドルとしてデビューすること｣
『･･･ここにいるみんなが、アイドルになれるんですか？』
SJ｢････邪魔になっちゃ悪いし、そろそろ出ようか｣
『え、あ、はい』
ソジンさんがさっさと出ていってしまうから、慌てて後を追う。
『あ、あの･･･』
SJ｢もちろん、みんながみんなアイドルになれる訳じゃないよ｣
『････』
SJ｢今見た子たちは練習生歴はバラバラ。長い間練習生をやっている子もいれば、入って間もなくひとつ上のランクに上がっていく子もいる。それが不安になってやめていく子も多い。アイドルになるっていうのは、そう簡単なことじゃない｣
ソジンさんの話を聞いていると、アイドルは相当厳しい世界なんだと分かる。
SJ｢でも、なにも悪いことだけじゃない。それで｢あの子には負けたくない！｣って競争心が芽生えてやる気が出るし、同じものを目指している人がいるからこそ励ましあって頑張れる。練習生のみんなはライバルでもあり、仲間なんだ｣
ライバルであり仲間。
さっき見た練習生の人たちも、みんなひとつの夢に向かって努力していることが伝わってきた。
僕には、すごくみんながキラキラと輝いて見えた。
僕に無かったものが、ここにはたくさんあるんだ。
『･･･僕は、なれますか』
ソジンさんの目をじっと見つめる。
『アイドルになったら、僕は幸せになれますか』
ソジンさんは目を見開いたあと、僕の頭に手を乗せ──
SJ｢なれるよ。Aなら、必ずなれる｣
『！』
そう言って微笑んだ。
その言葉を聞けただけで、今の僕には十分だ。
『僕、ここに入りたいです！』
─────────────
───────
あの後ソジンさんに連れてこられたのは、ドンと構えた大きな扉の前。
SJ｢いいか、この先にいる人は君をアイドルの世界へ導いてくれる人だ｣
『導いて･･･』
SJ｢そう。先生がAを認めてくれれば、君は晴れてSMentertainmentの練習生になれる｣
先生とは、この先にいる人の呼び名だろうか。
きっと偉い人だ。そう思ったらどんどん緊張してきた。
『僕、大丈夫でしょうか･･･』
SJ｢大丈夫！Aなら絶対！な？だから落ち着いて。まずは俺が先に行って先生に君のことを伝えてくるから、ちょっと待っててくれ｣
『･･･はい』
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ryo(プロフ) - もんさん» コメントありがとうございます。了解しました、今後は控えます🙇♀️ (2023年1月14日 16時) (
レス) id: 3246cdea87 (このIDを非表示/違反報告)
もん(プロフ) - お気持ち表明あまりいらないかも… (2023年1月13日 15時) (レス) @page1 id: 1a788f23e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ryo | 作成日時：2022年7月3日 20時
