僕の初恋が実るとき (ページ4)

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みんなの存在ページ4

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教室に行けば、これからクラスメイトとなる人たちが何人か来ていた。

そしてまだ僕には心配していることがある。人見知りの第一関門がクラス割りだとするなら、第二関門は席順だ。

『チソンア！席自由だって！』

JS｢え････｣

CL｢お、もしかしてこのクラスの担任緩い？｣

『何言ってんの、この学校自体が校則だいぶ緩いでしょ』

CL｢確かに｣

黒板を見れば"席自由"の文字。即効で心配は無くなり安心する。あぁ神様、先生様ありがとうございます････。

席は窓際の角という1番いい席を確保。前にチョンロ、右にA。

JS｢わぁ、僕の学生生活ホントに安泰過ぎる｣

CL｢俺としては席離れてチソンイの反応が見たいところではあったけど｣

JS｢マジでやめろよ｣

『でもチソンイ、その極度な人見知りどうにかしないと高校でもお友達できないよ？』

JS｢いいもん、Aとチョンロがいれば｣

そう、僕は小･中学校でも友達ができなか･････いや、つくらなかっただけだし。幼馴染のみんながいれば僕はそれで良かったから。決してできなかったわけではない。

CL｢俺は時々お前の将来が心配になるよ｣

JS｢まだ大学だってあるし････｣

『あら、大学もみんなで同じところに行くつもりなの？』

JS｢そのつもりだったけど････｣

Aの言葉に少し不安になる。このまま大人になっても幼馴染8人でいたいと願うのは僕だけで、みんなは違うのだろうか。

JS｢そう思うのっておかしいのかな････｣

CL｢いや、いいじゃん。いっそおじいちゃんおばあちゃんになっても連んでようよ｣

『そういうのって素敵だよね。私もみんなとずっと一緒にいたいなぁ』

2人の返答に不安だった心が晴れていく。

あぁ単純だなぁ･･･と自分でも思う。でもそうなるのも仕方ないじゃないか、幼い時からずっと一緒にいたのだから。みんながバラバラになることなんて今の僕には想像できないし････したくもない。

それほど僕にとってみんなは大切で、なくてはならない存在なのだ。

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