僕の初恋が実るとき (ページ1)

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幼馴染の僕らページ1

side: Jisung

ある天気のいい日の朝。僕は通い慣れた家のインターフォンを押す。

"ピンポーン"

数秒もすれば玄関の扉が開き、彼女が出てくる。

『おはようチソンア！』

JS｢おはようA｣

ニコニコと笑顔を浮かべたAが目の前に来る。

『わぁ、さすがチソンア。制服着こなしてるね』

『カッコイイ！』と、平然とそういうことを言ってしまうから少し困る。

JS｢あ、ありがとう････｣

『照れてる〜可愛いね〜！まだまだ子供だね〜』

JS｢ヤー、バカにしてるだろ｣

『冗談！ね、私はどう？』

そう言ってその場でクルっと一回転してみせる。
可愛い・・・けど、いや･･･なんか･････

JS｢････スカート短くない？｣

『え〜そうかなぁ、みんなこんな感じだと思うけど。････似合ってない？』

JS｢え、あ、いや違くて･･････似合ってる｣

『ふふっ、ありがと！』

スカート丈を指摘すると少し悲しげな顔をするから、慌てて褒めるといつもの笑顔に戻る。

『じゃ、みんなのとこ行こ！』

JS｢あっ、ちょ！｣

Aが僕の手を引いて走り出す。
こうやって自然と手を繋いだりしてくるのもちょっと困りものだ。会うたびにこんな感じだから僕、心臓がいくつあっても足りない。

『チョンロヤ〜！』

少し行けばチョンロが待っていて、こちらに気づくと軽く手を挙げ挨拶する。

『やっぱり会長様も制服がよくお似合いで』

CL｢でしょ？Aも似合ってるじゃん。でもスカート短くない？｣

『それチソンイにも言われたんだけど』

CL｢まぁそうだろうな(笑)｣

2人のやりとりを眺める。チョンロもさらりと褒め言葉を言えたりするからちょっと羨ましかったりする。

CL｢お前耳真っ赤だったな(笑)｣

JS｢ッ！｣

『？』

こうしてからかってくるのはムカつくけど。

3人で歩いていれば先に見えてくる公園。そこの前には見慣れたヒョンたちが立っている。

CL｢ヒョーン！｣

HC｢お！来たな新入生！｣

MK｢わぁ、ソルチキヤッカンチンチャ新鮮なんだけど？｣

JM｢3人とも可愛いね〜♡｣

JN｢似合ってるよ｣

RJ｢こうしてみると俺たち、また一緒に学校通うんだって実感する(笑)｣

『小中も一緒だからね(笑)』

JS｢わぁ、そう考えてみるとなんか不思議だ｣

僕ら8人は幼馴染で、小･中と同じ学校に通っていた。
そして今日は高校の入学式。僕たちはまた一緒に学校生活を過ごすんだ。