君とみた夢 (ページ12)

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JM｢.....ん｣

JN｢あ、起きた？｣

目が覚めると、隣にいたジェノが｢おはよう｣と言って瞳を三日月にして微笑む。そうだ、今は車で移動中だった。

JN｢何か変わったことは？｣

JM｢特になにも。元気そうだったよ｣

JN｢そっか.....。なら良かった｣

彼女の名前を知ってからというものの、俺と事情を知っているジェノは経過を見ると共に彼女の体調面も心配するようになった。

体に繋がれていた、生きていることを示す機器。
その機器は時にあったり無かったりして、あれば寝たきりの状態、外れていたとしても上体を起こしているのみで、歩き回っている様子や病室を出ている景色を見たことがない。これに関してはタイミングもあるかもしれないが。しかしそれでも、彼女の体調がどれほど不安定であるのかが見て取れる。

一度、夢をみたタイミングで彼女の様態が悪化した時があった。

1人きりの病室に彼女の苦しそうな呼吸音だけが聞こえて、気づいているのは俺だけなのにどうすることもできなくて.....。結局その後、なんとか彼女が自分でナースコールを鳴らして事なきを得たけど、目が覚めてからの俺はやるせない思いでいっぱいで、しばらく起き上がれなかった。

きっと彼女には俺がこの夢をみるようになる前から、同じようなことが何度もあったのだろう。

最近思うことがある。

俺がこの夢をみるようになったのは、彼女が生きていることを知らせるためなんじゃないか ───。

だとしてもそれがどうして俺なのかは分からないけど....。

ふと、彼女の先程の呟きを思い出す。

"『海か.....行けたらいいなぁ......』"

JM｢.....｣

その言葉を呟いた時、君は一体どんな表情をしていたの...？

Jaemin side end.

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皆さまこんにちは、こんばんは。作者です。

こちらのページ、文字数、お話の都合上短くなってしまいすみません。

勢いで始めた投稿も早いもので一週間が経過しました。

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これからもどうか作者の妄想にお付き合いいただけたら嬉しいです。

ありがとうございます。作者でした。