無責任なともだち-JJ ページ44
事務所に着くとすぐに会議室に呼ばれた。
会議室には会社のお偉いさん方が数人既に来ていて重々しい雰囲気に包まれていた。
その様子を見て自分のしてしまったことの重大さを改めて痛感する。
｢失礼します。｣
俺は一礼して席に着く。
隣りではマネージャーが汗をハンカチで何度も拭いていた。
｢ジェジュンくん。今回の報道の件だが…本当の事なのかね？｣
眼鏡をかけた如何にもお硬そうなスタッフが尋ねてくる。
俺は違います。と答えた。
｢どう違うのか説明してもらえるかね？｣
俺は、はい。と答えると、本当はただお茶をしただけであること。
先程、ユチョンに確認したところ、ユチョンもたまたまお店で一緒になったことなどを話した。
すると、別の白髪の男性が
｢じゃあ、そのお相手の方とは交際していると言うことでいいのか？｣
と尋ねてきた。
俺は、違います。ともだちです。
と答えた。
すると、会議室の空気感がふっと軽くなった。
なんだよ…
交際してたら不味いのかよ。
本当は本当は交際したい。
心ではそう思っているのが事実だよ。
俺は、俯くとキュッと唇を噛んだ。
でも…
｢その友達とは縁を切った方がいい。｣
という社長の言葉に慌てて顔を上げる。
｢どうして…どうしてですか!?｣
俺の食い気味な言葉に社長はひとつ溜め息をつくと、マネージャーに見せてやれと言った。
マネージャーは、はいと答えるとスマホを操作して俺に差し出してきた。
ーッ!?……嘘だろ…
SNSには目を疑うような言葉で溢れていた。
『二股女の本名は筒井夏海』
『筒井夏海の仕事先は〇〇〇ホールディングス』
『住所バレた。住所は〇〇町〇〇番地』
『これ筒井夏海の実家』
スクロールしてもずっと続く夏海さんの個人情報。
｢これ以上彼女に関わることはジェジュンくん自身だけでなく、お相手の人にも大きな迷惑をかけることになる。
だから、これ以上関わるな。わかったな？｣
社長からの言葉に俺は頷くしかなかった。
ねぇ、夏海さん。
謝っても謝っても許される事では無いかもしれない。
でも、ここでもし俺が…関わらないってことで
見て見ぬふりしたら
それこそ無責任だよね？
俺…何が正しくて何が正解なのかは分からないけど
辛い思いしてる夏海さんを放って置けないよ。
無責任なともだちにはなりたくないから。
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ヨンウン ケイナ(プロフ) - 東方神起の５人がとても楽しそうにしている様子がよく伝わってきますね。 欧米人と英会話が出きるユチョン、主人公のことを思い続けるジェジュンがとてもすてきだと思いました。 今度私の作品も読んでみてください。 (2020年5月27日 23時) (携帯から) (
レス) id: c15f7ff4e1 (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - ヨンウン ケイナさん» ヨンウン ケイナさん、優しいコメントをありがとうございます！東方神起の5人がいまでも仲良くしてくれていることを願っています…。これからも優しくて素敵なジェジュンを描いていけるように頑張ります。これからもよろしくお願い致します。 (2020年5月22日 12時) (レス) id: 9e86013784 (このIDを非表示/違反報告)
ヨンウン ケイナ(プロフ) - 東方神起のメンバー５人が現実でも頻繁に会って仲良くしていたらうれしいですね。 ストーリーを読んでいて主人公が一般の人だと知りながらも主人公を思いやるジェジュンはとても優しくてすてきな人だと思いました。 これからも作品作成頑張ってください。 (2020年5月22日 12時) (携帯から) (レス) id: c15f7ff4e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛 | 作成日時：2020年5月19日 21時
