謎のお姉ちゃんの存在 ページ8
スバルSide
スバル「コイツの叫び声が聞こえたから来てみたらこの状態だったんだよ」
できるだけ手短に伝えた。
早崎は今もなお叫び続けてる。
「嫌だ！いい子にするから！何でも言う事聞くから！私を捨てないで！嫌いにならないで！お願い！お父様！！お母様！！」
全員「！？」
カナト「どういう事ですか。シラさんは両親に嫌われているんですか？」
カナトが俺ら全員が考えているであろう事を口に出す。
スバル「まるで姉さんみたいだ・・・」
無意識に口走った言葉。
アヤト「スバル！」
俺の言葉を聞いてアヤトが怒鳴る。
顔を見ると、眉間に皺を寄せていた。
スバル「・・・っ・・・悪い・・・」
俺達の間で“姉さん”の話は禁物だ。
レイジ「とにかく今は、彼女を鎮める事が最優先です」
レイジがそう言い部屋を出て行こうとする。
ライト「どこに行くつもり？」
ライトがレイジに問い掛けた。
レイジ「彼女を眠らせます」
そう言い残してどこかに行った。
みんな早崎を心配そうに見つめている。
きっとコイツが気になっているんだろうなと顔を見渡して思った。
早崎の方に向き直る。
物を壊す事しかできない自分が嫌いになる。
なんで俺はこれ程までに無力なんだ・・・。
レイジ「スバル、退いてください」
いつの間に戻ってきたのか、レイジの手には小さな瓶があった。
俺は立ち上がり、少し後ろに下がって様子を見る。
シュウ「ちょっと待て」
レイジが早崎に薬を飲ませようとした時、シュウが突然止めに入った。
レイジ「何ですか？シュウ」
シュウ「その薬飲ませるの、ちょっと待て」
アヤト「はっ！？何言ってんだシュウ！早く飲ませないとシラが・・・」
あのダル男が自分から動くとは・・・
ライト「珍しいね。いつもなら面倒くさがるのに」
シュウ「コイツは別だ」
そう言ってゆっくりと早崎に歩み寄った。
シュウ「〜〜〜〜」
全員「えっ・・・」
全員が驚いた声を出した。
それはなぜか、早崎がシュウの一言で徐々に落ち着きを取り戻していったからだ。
でもそれよりも驚いたのが、シュウの発した言葉。
“ミア姉さん”
どうしてその名前を出したのか。
どうしてその名前で早崎が落ち着いたのか。
俺達の頭にはそんな疑問しか浮かばなかった。
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革ベルト
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ゆりか(プロフ) - はい…全部の名前が変更できなかったですm(_ _)m (2020年7月28日 12時) (
レス) id: ce3588ab80 (このIDを非表示/違反報告)
御羅津魅羽喜(プロフ) - ゆりかさん» それはすみませんでした！全部名前変更できていなかったですか？ (2020年4月6日 0時) (レス) id: 9668edea77 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりか(プロフ) - 名前変換できるようにしていただきたいです！！ (2020年4月4日 12時) (レス) id: 1647bd3009 (このIDを非表示/違反報告)
雪綺 - めっちゃ面白いです！続き気になります！(*´∀｀*)頑張ってくださいっ (2019年7月23日 21時) (レス) id: 3c93c243ab (このIDを非表示/違反報告)
りい - 凄い面白かったです！楽しみにしてます(*^^*) (2019年7月18日 19時) (レス) id: 9c315382d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：御羅津魅羽喜 | 作成日時：2017年1月8日 13時
