６人の兄弟 ページ3
レイジ「あぁ、あなたですか。ご両親から話は聞いています」
それを聞いて泣きそうになるシラ。
「そう・・・ですか」
震える声でそう言いながら俯く。
アヤト「何かあったのかよ？」
今まで不機嫌だったアヤトが、急に顔を心配そうにのぞき込んできたのでビックリして固まるシラ。
「・・・いっいえ！何でもありません！(ニコッ」
アヤト「ふ〜ん」
アヤトは何かを考えるように黙り込んだ。
レイジ「兄弟達を紹介します。こちらへどうぞ」
レイジはそのまま背を向けて歩き出した。
「あっ、はい！・・・クシュン」
雨に濡れて寒いのか、小さいくしゃみをした。
本人は気にせずレイジについて行こうとしたが・・・
バサッ
「えっ？」
突然シラの頭に被さった布。
手に取って見てみてると制服のブレザーのようだ。
アヤト「寒いなら言えってんだよ、それ着とけ」
「ですが・・・」
アヤト「いいから黙って着とけ。風邪引くだろ」
さっきから自分の事を心配してくれるアヤトに申し訳ない気持ちを持っているシラ。
(でも折角貸して頂いたのですからここは大人しく従いましょう)
「・・・ありがとうございます。借りさせて頂きますね(ニコッ」
アヤトは手の甲で顔を隠しながらさっさと行けとシラを急かした。
「？」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
着いた先はリビングらしき場所。
そこにはレイジと四人の少年の少年の姿があった。
シラが足を踏み入れた途端、一斉に振り向くレイジ以外の少年達。
「？」
？「姉・・・さん？」
金茶色の髪に青い瞳の少年が誰にも聞こえないような声で小さく呟いた。
？「あれあれ〜？君が今日から一緒に暮らす子？どうしてアヤト君のブレザー着てるのかな？」
帽子を被った明るい茶髪の少年は、シラがリビングに入るなり質問攻めに。
「えっと・・・あの・・・」
少年の勢いに押され、入り口に立ち竦んでしまうシラ。
レイジ「止めなさいライト。彼女が困っているでしょう」
レイジがライトと呼ばれた少年を止めに入る。
レイジ「紹介します。あそこのソファにいるのが長男のシュウ」
シュウ「・・・」
シュウと呼ばれた金茶色の髪の少年はイヤホンを付けて入り口の正面にある暖炉の横のソファに仰向けになっていた。
天井を見つめたまま何かを考えているようだ。
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 173人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆりか(プロフ) - はい…全部の名前が変更できなかったですm(_ _)m (2020年7月28日 12時) (
レス) id: ce3588ab80 (このIDを非表示/違反報告)
御羅津魅羽喜(プロフ) - ゆりかさん» それはすみませんでした！全部名前変更できていなかったですか？ (2020年4月6日 0時) (レス) id: 9668edea77 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりか(プロフ) - 名前変換できるようにしていただきたいです！！ (2020年4月4日 12時) (レス) id: 1647bd3009 (このIDを非表示/違反報告)
雪綺 - めっちゃ面白いです！続き気になります！(*´∀｀*)頑張ってくださいっ (2019年7月23日 21時) (レス) id: 3c93c243ab (このIDを非表示/違反報告)
りい - 凄い面白かったです！楽しみにしてます(*^^*) (2019年7月18日 19時) (レス) id: 9c315382d1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：御羅津魅羽喜 | 作成日時：2017年1月8日 13時
