住人との対面 ページ2
「どうして私の人生はいつもこうなのでしょうか・・・」
一旦考えるのを止め、屋敷の玄関に向かう。
トントン・・・トントン・・・
シーン・・・
「誰もいないのでしょうか？」
留守だと思い、少しドアから離れた時。
ギィー・・・
「え・・・」
突然開いたドアに固まる少女。
「ドアって勝手に開くものでしたっけ・・・」
戸惑いながらも屋敷の中に足を踏み入れた。
「御免下さい！どなたかいらっしゃいませんか！」
大きな声を出しても物音ひとつしない。
(やっぱり留守？)
辺りを見渡すと、ソファに人影が。
(あっ！よかった、人がいました)
声を掛けようとその人に近付く。
そこにいたのは、顔の整った綺麗な赤髪の少年。
よく見ると寝ているらしい。
「起こしたら失礼ですよね・・・」
音を立てないように静かに立ち去ろうとする。
・・・が、後ろから伸びてきた手に腕を掴まれできなかった。
少女が振り返ると不機嫌な顔をしている少年が。
「ごめんなさい！起こしてしまいましたか・・・？」
少年の顔を見て怒られると思ったのか、段々と小さくなる声。
？「誰だてめぇ・・・人の家で何してやがる」
「ごめんなさい！ごめんなさい・・・」
少女は涙目になりながら謝る。
？「泣くんじゃねぇよ！面倒くせぇ！」
相当イラついているらしい少年は声を荒げ始めた。
「ごめ・・・なさい・・・」
座り込んでしまった少女も泣いて謝るだけで全然喋らない。
その時・・・
？「アヤト、騒々しいですよ」
眼鏡を掛けた黒髪の少年が突然家の奥から現れた。
アヤト「レイジ・・・」
アヤトと呼ばれた少年は鬱陶しそうに眉を顰めた。
レイジ「仮にもエントランスホールである場所で大声を発するのは控えてください」
アヤト「あ〜あ、面倒くせぇのが増えた」
もうどうでもいいと言うようにパッと掴んでいた少女の腕を離した。
レイジと呼ばれた少年はアヤトから座り込んでいる少女へと視線を移す。
レイジ「！・・・どちら様ですか？」
一瞬、少女の方を向いた時目を見開いたレイジだがすぐに真顔で問い掛ける。
声を掛けられた瞬間肩を震わせる少女だがゆっくりと顔を上げ、涙を拭いながら立ち上がった。
「・・・勝手に入ってきてしまい申し訳ありません。早崎シラと申します・・・ここに来るよう言われたのですが・・・」
控えめに答えたシラと名乗る少女。
ラッキーアイテム
革ベルト
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おみくじ結果は「末凶」でした！
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ゆりか(プロフ) - はい…全部の名前が変更できなかったですm(_ _)m (2020年7月28日 12時) (
レス) id: ce3588ab80 (このIDを非表示/違反報告)
御羅津魅羽喜(プロフ) - ゆりかさん» それはすみませんでした！全部名前変更できていなかったですか？ (2020年4月6日 0時) (レス) id: 9668edea77 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりか(プロフ) - 名前変換できるようにしていただきたいです！！ (2020年4月4日 12時) (レス) id: 1647bd3009 (このIDを非表示/違反報告)
雪綺 - めっちゃ面白いです！続き気になります！(*´∀｀*)頑張ってくださいっ (2019年7月23日 21時) (レス) id: 3c93c243ab (このIDを非表示/違反報告)
りい - 凄い面白かったです！楽しみにしてます(*^^*) (2019年7月18日 19時) (レス) id: 9c315382d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：御羅津魅羽喜 | 作成日時：2017年1月8日 13時
