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第7話 ページ8

Side シャンクス





『喜んでこの命、くれてやるよ』







−−−「ははっ、俺が死んでロジャーさんが助かんなら…喜んでこの命、くれてやるよ」−−−






その一言は、俺の憧れの人の面影と重なった







そうか……この子は






自分の感情を押し殺しているのか







18歳で、まだ…子供だと言うのに






そっとAを抱き締めると頭を撫でる






『何の…つもりよ…』






「いや？可愛いお嬢ちゃんを抱き締めてやりたいなと思ってね」







Aは俺の背中に手を回すとそっと、静かに泣いた







・





『も、いい…離して』






頬を少し赤く染まめ顔を逸らす少女







「ははっ、仕方ねぇなー」







ケラケラと笑い身体を離す







『そういえば、アンタ…名前は？』






「俺？俺は…シャンクスだ」

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作者名：徠希 | 作成日時：2017年8月30日 14時

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