美食家５ ページ6
貴「分かってるよ」
そんなの分かってる。
月「僕は人間を食べなきゃ生きていけない。
つまり人間を食べるということだよ？」
貴「うん」
月「それに君を襲ってしまうかもしれない、
その肩の傷を増やしてしまうかもしれない」
貴「そうだね」
月「それに恋人になるということは後に色々な………特に人間は喰種の子供を妊娠すると衰弱死してしまう。
ごく稀に半喰種が生まれてくるけど」
貴「それを期待するだけ、でしょ？」
彼の不安はわからなくもない。でも私にはわからない一つの疑問がある。
なぜ彼らは駆逐されようとしている？
人間が豚の肉を食べるのとさほど変わらないと思うが。
喰種がそれしか食べれないというなら、そうするほかないだろう。
なんで喰種ばかりこんな目にあうのだろう。
月「そんな損しかしない喰種という存在と君は一緒に居て人生壊されてもいいのかい？」
貴「損もしないし月山になら壊されても平気」
月「それが答えかい？」
貴「うん」
月「そうか…さすが僕の惚れた人だよ」
貴「それに……」
いざとなれば私が喰種になればいいんだもんね。
この気持ちは彼には届かず私の心にとどまった。
月「好きだ…これからもそばに居てくれ」
貴「勿論、月山の事は私が守ってあげる」
月「ははっ…男が女に守られるとはね」
貴「じゃ、掃除の続きでもしよっか」
月「そうだね、終わったらコーヒーでも飲みに行こう」
貴「飲めるの？」
月「ああ、喰種はコーヒーだけは味わうことができるんだ」
貴「そっか！なら良かった」
月「じゃあそこの棚にこの本を入れておくからAは床を掃除してくれるかい？」
月山の気合の入った様子に私まで嬉しくなるようだった。
これがきっと今だけの幸せでも、
私は、それでも良かった。
彼の全てをあの日から受け止める覚悟はできていたのだから。
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渚(プロフ) - ズッキーさん» 遅れてすみません！垢変えして気づきませんでした！好きですよ！月山！！ (2015年8月4日 17時) (
レス) id: f84c897ab3 (このIDを非表示/違反報告)
ズッキー(プロフ) - はじめまして！渚さんの作品をよみました！！あの、渚さんは月山ちゃん好きですか？ (2015年6月6日 18時) (レス) id: 84b7221dd1 (このIDを非表示/違反報告)
渚(プロフ) - 音乃さん» 遅くなりましてすみません。了解しました！ (2015年2月15日 14時) (レス) id: 16b188718a (このIDを非表示/違反報告)
音乃(プロフ) - 渚さん» カネキクゥン出して、月山さんが叫んで欲しいですねw( ＾∀＾) (2015年2月15日 9時) (レス) id: a341a715a6 (このIDを非表示/違反報告)
渚(プロフ) - 音乃さん» ありがとうございます！！アドバイスなどありましたらおねがします(*^^*) (2015年2月15日 9時) (レス) id: 16b188718a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：渚 x他1人 | 作成日時：2015年2月14日 14時
