美食家１３ ページ14
翌日、
少し冷えた体を起き上がらせ遅刻気味の時間を確認し焦っていた。
携帯の充電がなく、置き物と化したその機械をとりあえず鞄に入れて準備を終わらせる。
待ち合わせ場所の公園に着いた時には約束の30分近く遅れるといった有様で、月山は私を見ると心配そうにこちらにかけてきた。
月「どうしたのかと……思った」
貴「ご、めん…‥昨日眠れなくて、それで」
月「こんな暖かい日で走ってきて、それでも冷えてるって…A…？」
私は「聞かないで」といった様子で俯いたままその身体に自身を預けた。
滲む脂汗に、フラッシュバックした記憶がいまだに私を追い込む。
月「辛い、夢を見たんだね」
大丈夫だよ、と月山の大きな手が私の頬を包む。
温かくて私はなんだかやっとそこで落ち着ける気がした。
貴「ごめん、言えなくて…ずっと、病院に行って治そうとしたんだけど」
月「僕こそ、気づかなくてごめんね。
本当に君を大切にしたいはずなのに」
貴「私が隠したかったの、だから気付かなかったことは私としては…‥喜ばしいことだよ」
月「そんなふうに言わないでくれ…僕は、僕の好きな君ごと大切にしたいんだ」
そこまで言われ、少し落ち着きを取り戻した私は周りの心配そうな視線に思わず身体を離した。
もう少し楽しみたかったのに君の感触を、なんて月山がふざけた様に言うからやっと笑えた。
月「水族館、行こっか？」
貴「うん！」
月「じゃあ、名残惜しいけど手を繋ごうか」
差し出される前に私から月山の手を引く、驚いた様子の彼にしてやったりと微笑む。
いつも差し出して、それを握るばかりの私じゃ情けない。
もっとこれからは私からだって。
貴「ほら」
私だってやればできるってこと、
月山に教えてあげたい。
貴方ばかりが好きなわけではないんだよ。
貴方だけに、
ドキドキさせられたくない。
私だって支えて、甘やかして頼られたい。
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渚(プロフ) - ズッキーさん» 遅れてすみません！垢変えして気づきませんでした！好きですよ！月山！！ (2015年8月4日 17時) (
レス) id: f84c897ab3 (このIDを非表示/違反報告)
ズッキー(プロフ) - はじめまして！渚さんの作品をよみました！！あの、渚さんは月山ちゃん好きですか？ (2015年6月6日 18時) (レス) id: 84b7221dd1 (このIDを非表示/違反報告)
渚(プロフ) - 音乃さん» 遅くなりましてすみません。了解しました！ (2015年2月15日 14時) (レス) id: 16b188718a (このIDを非表示/違反報告)
音乃(プロフ) - 渚さん» カネキクゥン出して、月山さんが叫んで欲しいですねw( ＾∀＾) (2015年2月15日 9時) (レス) id: a341a715a6 (このIDを非表示/違反報告)
渚(プロフ) - 音乃さん» ありがとうございます！！アドバイスなどありましたらおねがします(*^^*) (2015年2月15日 9時) (レス) id: 16b188718a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：渚 x他1人 | 作成日時：2015年2月14日 14時
