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1.step ページ1

ん……



もう、朝かぁ。



神「よく眠れた？」

岩「ん、うん…ってわぁぁぁ！！」

神「え、なに？」

岩「な、な、なんでいるの！？」

神「そんな驚かなくても…よくない？」

岩「あ、ごめん」

神「はぁ…昨日おばさんに頼まれたんだ。

玄樹、もしかしたら起きないかもしれないから勇太

くんが起こしてあげてね。って。」

岩「あ、そうだった！母さんいないんだっけ。

神宮寺、わざわざ起こしに来てくれてありがとう」

神「いいよ。ほら遅刻するよ早く着替えな」

岩「うんありがと」


そうだった。


すっかり忘れていた。


今日から父さんが転勤で母さんもそれについていく
んだっけ。


一ヶ月くらいって言ってたかな。。


神「おーーい！遅刻するよって！」

岩「あ！ごめんごめんまってー！」


初日から遅刻は困る。


おれは友達を作るのが苦手なんだ。


いつも神宮寺がそばにいてくれてたけど


これからは高校生。


神宮寺離れしなきゃ、あとあとおれが困ることになる。


…高校3年間ぼっちとかね、


まぁ、変につるむよりも、


そっちの方がおれにはあってるかもしれないけど。


神「だから玄樹ー！！遅刻するよってー！！」

岩「もう行くからー！！」

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