嵐谷家の一日 7 (結心) ページ45
潤Side
潤「ただいまぁ〜」
雅「ただいまっ!!
うわっ、何それ、かわいい〜♪」
雅にぃと一緒に仕事から帰ってくると、
ほっぺたに可愛い絆創膏をつけたゆいが
智にぃと一緒にお絵かきをしていた。
それを見つけた雅にぃはゆいに一直線。
和「あっ、雅にぃ!!
手洗う前にゆいちゃんに触っちゃダメ!!」
雅「え〜、ちゃんと手洗ってきたよ〜?
消毒までしてきたよ〜?」
和「それは仕事場で、でしょ?
外歩いてきたんだから、手洗いうがいしてきて?」
雅「わかったよ。
ゆいちゃんにバイキン移したら大変だもんね。」
和「うん、うん。
わかればよろしい!!」
どっちが兄貴なんだか。
智にぃは声出して笑ってるし、
Aにまで笑われてるし、雅にぃかわいそう(笑)
智「潤も洗ってくれば? 和に怒られる前に(笑)」
潤「うん。
ねぇ、ゆい、ほっぺたどうしたの?」
智「あぁ、ちょっと昼間転んじゃってね。
痛かったんだよね、ゆいちゃん。」
結「ちーでたの。ここぉ。」
ゆいが指をさしたのは、ほっぺたではなく膝。
そんなところを擦りむいたんじゃあ、
今日のお風呂は大変だな。
いつも怪我をした日のお風呂は嫌がって大変なんだ。
・・・・って、ちょっと待てよ。
・・・・今日のお風呂当番、俺じゃね!?
潤「ね・・ねぇ、智にぃ。」
智「ん〜? なーに?」
潤「いまさぁ、暇?」
智「んふっ。見てのとおりだよ?」
潤「じゃあ!!・・・」
智「でも、これからAとご飯作るからダメ〜
今日の当番は、潤くんですよ?」
・・・・・先読みされた。
もう誰に言ったって代わってくれないだろうな・・・
いつもは喜んでお風呂に入る雅にぃでさえ、
こういう日はパスするんだもん。
それくらい、戦場と化すんだよ。
我が家のお風呂場が。
潤「ゆいちゃん、潤くんと一緒におふ・・・」
結「やあぁぁーーー!!」
潤「ちょっ・・・泣くの早くない!?」
まだお風呂って言いきってもいないのに・・・
これは困った。
今日はだいぶ気合を入れないとダメっぽいね。
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作者名：ちさ
| 作成日時：2013年2月14日 22時
