嵐谷家の一日 1 (結心) *リク ページ39
智Side
智「朝ですよ〜。起きてくださ〜い。」
結「んぅ〜・・・・」
智「ゆいちゃん、おっきの時間だよ。
朝ごはん食べよう?」
結「ん〜・・・・ん。」
智「ほら、おーきーて。
はい、おはよう。」
寝起きでボケボケのゆいちゃんを布団から引きずり出すと、
ボッサボサの髪の毛を、手で軽く整えてやった。
目をこすっているゆいちゃんを抱き上げてリビングにいく。
もうすでにみんな起きているみたいだね。
スーツ姿でイスに座りながら新聞を読んでいる翔。
寝癖をつけたままで、大きなあくびをしている雅紀。
テーブルに突っ伏して二度寝している和。
朝食を並べながら、おはようとあいさつしている潤。
これが我が家の、毎朝の光景(笑)
智「和、もうご飯だから起きて?」
和「ん〜?・・・ん〜・・・・」
智「こらっ、起きろ!!」
結「おきろぉ!!」
和「いてっ!! でこピンは酷いよ〜」
翔「ははっ。いつまでも寝てるからだろ〜?
潤〜、俺今日スクランブルエッグがいいなぁ〜」
潤「えっ? 今更だよ〜
そういうのは、前の日から言ってくれないと。
残念ながら、今日は目玉焼き。」
翔「えぇ〜。まじで〜」
雅「そんなんだったら、目玉焼き混ぜたら?
半熟だから、ちょっとは見た目
スクランブルエッグっぽくなるんじゃない?(笑)」
翔「やだよ!! 俺はきれいに食べたいの!!
そんなことしたら、お皿が黄身だらけになるだろが!!」
潤「もうー、翔にぃ、諦めて目玉焼きを食べなさい。
明日スクランブルエッグにしてあげるから。
はい、みんな座って。」
なんだかんだいって、一番大人なのが潤(笑)
翔は自分で料理しないくせに、
食のこだわりだけは強いんだよね。
雅「じゅんー、ケチャップ頂戴?」
翔「は? 雅紀、また目玉焼きにケチャップ?」
雅「そうだけど〜?
あっ、ありがと潤。
ふふふ〜♪」
ケチャップで目玉焼きに顔を書き始めた雅紀。
それを見た翔は
怪訝そうな顔をしながらソースを手に取っていた。
和「俺からしたら、ソースもどうかと思うけどね。
やっぱ目玉焼きにはしょう油でしょ!!」
潤「だよね〜。俺もしょう油派。」
翔「はぁ!? ソースが一番だろ〜
まぁ、しょう油も美味いけどね。
ケチャップはないな(笑)」
雅「なんだとぉ〜
ケチャップさんに謝れ〜!!」
もう、朝から騒がしい(笑)
でもこれが、僕らの日常なんだ。
今日はそんな、僕らの一日をのぞいてみようか。
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作者名：ちさ
| 作成日時：2013年2月14日 22時
