ゆいちゃん先生 3 (潤) ページ31
潤Side
智「どうだったぁ?
トクン、トクンってしてたでしょう?」
結「うん。しゅごいねぇ〜」
智「ねぇ。すごいね。
次は〜? 何をしますか、先生。」
結「ん〜・・・なにしゅるの?」
智「うん?
ゆいちゃんがいつも和くんにしてもらってること、思い出してごらん?
もしもしの後は何をしてたっけなぁ。」
結「ん・・・あぁ!! あーんした。」
智「ねぇ〜、あーんしてたね。
じゃあ潤くんのお口の中みてみようか。」
あーんしてくだしゃい!! と言うゆいに、
素直に大きく口を開けてやっている俺。
なんか、実験されてるみたいだ(笑)
結「ぱぱぁ、ぺったんないよ?」
智「あぁ、そっか。ぺったんないね。
潤くん、ぺったんしていい?」
潤「ん!!・・んーん!! ん!!」
ゆいにそんなもんやらせるなんて、怖すぎる!!
俺は智にぃに思いっきり首を振った。
智「ゆいちゃん、潤くんねぇ、
ぺったんするの怖いって。
泣いちゃうと可哀想だからね。
今日はやめてあげようね。」
ふぅ・・・助かった・・
まぁ、智にぃも最初からやらせるつもりはなかったんだろうけど。
ゆいを諦めさせるために、
わざと俺に聞いたんだろうな。
智「じゃあその代りに、面白いものを見せてあげようね〜
潤くん? もうちょっと大きく開けられる?
そうそう。舌の力抜いといて〜?」
ちょっとつまらなそうな顔をしたゆいを、
智にぃがあぐらをかいた足の上に座らせた。
2人に上からのぞきこまれると、ちょっと変な感じだ。
なんだか歯医者にきたような気分。
智「ゆいちゃん、潤くんのお口の中見える?」
結「みえる〜。」
智「ん。じゃあよく見ててね〜?
潤くーん、あー。」
潤「ん・・・ん?」
智「あー。」
潤「あっ・・あー」
何をするのかわからずに戸惑ったけど、
どうやら声を出せということらしい。
こんなことして何が面白いんだ・・・?
結「あっ、うごいた!!」
智「おっ、一回でわかったのかぁ〜
すごいなぁ。
もう一回見てみる?
はい、潤くん、あー。」
結「おぉ〜、しゅごい!!」
声を出すと、喉の奥が動くらしく、
それを見て楽しんでいるみたい。
俺なんか毎日口の中見てるから、なんとも思わないけど、
ゆいにとっては不思議なことだらけなんだろうなぁ。
小さい子は好奇心にあふれてるからね。
ちょっとしたことでも楽しめる・・・
ほんと、うらやましいよ。
結「次はぁ? なにしゅる?」
えっ、次って・・・
まだやるの!?
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作者名：ちさ
| 作成日時：2013年2月14日 22時
