麻酔のない手術 1 (和) *リク ページ2
和也Side
結「しょーちゃー、きてぇーー!!」
翔「ん? なんだなんだ?
おぉっ、すごいなぁ〜。広いお風呂だね。」
和「ゆい、喜んでくれたみたいでよかったね。」
智「うん。景色はいいし、空気はおいしいし、ここに決めて正解だね。」
今俺らは、久しぶりの家族旅行に来ている。
山奥のロッジなんだけどね、
すごく空気は澄んでるし、360°緑に囲まれてるし。
すごく心がリラックスできるんだよね。
ここはね、静かなところでゆっくりしたいっていう俺らの要望を聞いて、
翔にぃが見つけてきてくれたんだ。
最初はせっかくだから結心をテーマパークとか動物園とか、
普段いけないようなところに連れて行ってあげようってことになってたんだけど、
Aが今回は俺らの好きなところにしてって言ってくれてさ。
ここ最近、仕事が忙しくてピリピリしてたから、
気を使わせてしまったのかもしれないね。
最後はAの言葉に甘えてしまったけれど、
結果的には結心もAも喜んでくれて、俺らも一安心。
翔「さてと、じゃあバーベキューの用意でもするか!!」
雅「やったぁ、バーベキューだぁ〜
肉だぞ、肉〜♪」
結「にくぅ〜〜♪」
ロッジの近くにバーベキューができるところがあって、
夕飯はそこで食べようってことにしたんだ。
材料も全部用意して、
あとは肉と野菜を串に刺したり、エビの殻をむいたり、下準備をするだけ。
普段家ではホットプレートで焼き肉するのが限界だからね。
なかなか火をおこしてまでは、できないから。
久しぶりだもん、雅にぃもテンションあがるわけだ。
俺もワクワクしてるもん(笑)
翔「じゃあ俺、火おこすからさ。
潤、材料切ってよ。」
潤「はーい。ちょっと小さめに切った方がいい?
結心もいるし。」
翔「そうだね。そうしようか。」
智「じゃあ僕はお米でもとごうかな。」
雅「俺はねー、翔にぃの火おこし手伝う!!」
翔「えー、いいよ〜。俺一人の方が早そうだし(笑)」
雅「そんなことないって!! 俺ねぇ、昔やったことあるんだよ。
あの、棒をさ、グリグリグリーってやって、火種つくってさ。」
翔「大丈夫。
そんなことやらなくても今は便利なもんがあるから。ほら。」
ポケットからライターを取り出してジュボっと火をつけた翔にぃ。
それを見た雅にぃは、
“ロマンのかけらもない!!”とプンスカしていた(笑)
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作者名：ちさ
| 作成日時：2013年2月14日 22時
