手のかかる後輩 6 (翔) ページ39
翔Side
翔「あ、あの…先生…昨日は、あっ違う、一昨日はその…えーと…」
松「やり直し。入るところからもう一度」
翔「えっ」
や、やり直し！？
手元の書類に視線を向けたまま、顔すら見てくれない。
これは相当怒らせたかな…
翔「先生、おはようございます。嵐谷です。お忙しいところ恐縮ですが、今お時間…」
松「おい、おまえは朝から何をしてるんだ、早く言いなさい」
翔「えっ…あっ、はい！」
一度部屋から出て、もう一度ドアを開けるところからやり直したというのに、振り向いた先生は緊張している俺を楽しむかのように笑っていた。
まずは謝らなければと頭を下げて、「すみませんでした」と言った俺の後頭部に軽い衝撃。
どうせならもっと強く叩いてくださいよ…
あれだけ迷惑をかけてしまったのに、優しくされるとどんな顔をしていいのか困ります…
松「なに泣きそうになってるんだよ。
そもそもは俺が勝手にやったことだ、この一発で許すよ」
翔「勝手にって、でも…！俺…先生に電話してるんですよね？」
松「スマホってさ、ちょっと画面に指がかすっただけで動いちゃうんだよな。
履歴見てみ？」
そうか、通話履歴を見ればわかるんだ。
確かに…智にぃにかける前に先生に発信してる。
ということは、院長先生を見送ってから…
松「やけに苦しそうにしてたけど、食ったもん吐いてたのか？」
翔「あ…やっぱり…」
智にぃに電話をしようとしていた時、急に気持ち悪くなって…
あのとき、スマホの画面を消さないまま握りしめていたから。
翔「本当にすみませんでした…
今後しばらくは飲みには行かずに反省して…」
松「今週末、俺と飲みに行くって約束してなかったっけ？」
翔「え…？はい…でも」
松「確かに昨日は大変だったよ。
でも別に一滴も飲むなって言いたいわけじゃない、適量にしておきなさいってことだ。
それでたまには俺に付き合え。一昨日のお礼に、翔におごってもらうかな」
翔「は、はい！もちろんです」
一度おごったくらいじゃ、足りないくらいだ。
でも本当にしばらくお酒は控えよう…
今回はたまたま先生が来てくれたからよかったものの、もしあのまま一人だったら…
路上で寝てしまって警察沙汰…なんてこともありえる。
松「まぁ奢れってのは冗談。今週末ってのも予定変更な。
翔、体温計持ってきてくれる？」
翔「今…ですか…？」
体温計…どうして？
何に使うんだろう。
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琴子(プロフ) - また長くなっちゃった…。読んで頂けるだけでうれしいので、この続きはPart18で。お返事あるとヤッター！って喜んでる私ですが、じゃないと終わらない…。嬉しい(*^^*)けど！また(^-^)/ (2016年11月9日 17時) (
レス) id: cc1132a1bd (このIDを非表示/違反報告)
琴子(プロフ) - って、ちささんの作品ファンなら皆さんそうだと思います。それだけ好きです。次回からはPart18との事。おめでとうございます＼(^o^)／こちらこそ、毎晩の更新にお返事ありがとうございました。必ず、次回も来ますからね、楽しみにしてます！ (2016年11月9日 17時) (レス) id: cc1132a1bd (このIDを非表示/違反報告)
琴子(プロフ) - またお返事頂いて嬉しいです！ びっくりしましたぁ？当然です〜。な〜ん〜て。正直、言えば忘れてるとこもあるかも知れませんが、誰のお話ってなれば、今までのお話が頭に浮かぶしさらにはその中の言葉まで。 それだけハマりすぎてます。 (2016年11月9日 17時) (レス) id: cc1132a1bd (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - 琴子さん» そうなんです！前回と少し繋がっていましたので、白衣のところはあえて入れていたシーンだったんです。コメントを読んでびっくりしました。気付いていただけて、とても嬉しいです。毎日読んでいただき、ありがとうございました！次回もまた読んでいただけると幸いです (2016年11月9日 0時) (レス) id: 11255fdd0d (このIDを非表示/違反報告)
琴子(プロフ) - 更新もお返事も！とっても嬉しい(*^^*)ありがとうございます！ここんちのやつの謝るとこ。妹のエピソード。妹好きの私には(T_T)松岡先生の白衣今度は翔兄の為に。物語がつづいてるって感じられました(#^.^#)またほんとに気軽にお邪魔しまっす！また(^-^)/ (2016年11月8日 16時) (レス) id: cc1132a1bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちさ
| 作成日時：2016年8月7日 1時
