小さな命と大きな成長 4 ページ24
智Side
無理に歩いたことで悪化を招いてしまったのか…
『捻挫』とはいっても、完治するまで一ヶ月近くはかかるかもしれない。
歩くのもかなり痛むみたいだから、しばらくは安静だね。
それから、もう一つ…
雅「貧血だったの？前から辛かったのかな」
治療を終えて帰宅し、心配をしていた雅紀に話をした。
Aは元々貧血気味ではあったけど、それが少し悪化してしまったみたい。
ずっと調子悪かったと思うんだけどね。
そんな状態で買い物に行って足を捻って、激痛に耐えながら一人で帰ってきたっていうんだから。
普通は歩けないよ。
無理をしちゃうから、うちの子は。
もしかしたら足を捻ってしまったのも、貧血でフラフラしていたのが原因になったのかもしれないね。
雅「和は？一緒に帰ってこなかったの？」
智「もう帰ってくるんじゃないかな。買い物に行ってくれてるんだよ」
今日は日曜で休診日だから、僕と和は仕事じゃなくて勉強会をしていただけ。
それはまた別の日にでもできるから、Aと一緒に僕らも帰ってきたんだ。
和は途中でスーパーに寄ってくれている。
こういう時はAの食欲が落ちるから、何か食べやすいものを買ってきてくれるって。
和「ただいま〜。新しいアイス出てたから買ってきたよ。
みんなも食べるでしょ？」
僕らの分も買ってきてくれたんだ。
気温も上がってきたし、冷たいものが美味しくなる季節だね。
雅「おかえり！待ってた！」
和「なんで？何か用事があった？それなら電話してくれれば…」
雅「いや、特にはないけど。でも待ってた」
和「なにそれ。はい、これしまってきて」
ツンとした態度を取った和に、雅紀は買い物袋を押し付けられている。
照れちゃってねぇ。
理由もなく帰りを待っていたと言われて、嬉しくない人なんていないのに。
雅「あれ〜？また誰かきた？」
雅紀が冷凍庫にアイスをしまっているときに、ピンポンとチャイムが鳴った。
でも不思議なんだよ、インターホンに出ても誰もいないの。
雅「なんだか今日はこんなことばっかりだな〜」
智「この前にも何かあったの？」
雅「あ、それはね、潤が…」
ああ、そういえば潤がAを背負ってきたと言っていたね。
雅紀はびっくりしただろうなぁ。
雅「あ、まただ」
そんな話をしている最中に、二度目のチャイム。
雅「俺外見てくるよ」
インターホンからはまたもや返答がない。
なんだろね…イタズラかな。
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ちさ(プロフ) - ユーラシアさん» 楽しんでいただけているようでとても嬉しいです。すごく力になりました！遅くなってしまいましたがPart17に移行して新しいお話も更新しましたので、のぞきに来ていただけると幸いです (2016年8月7日 1時) (
レス) id: 10871da05b (このIDを非表示/違反報告)
ユーラシア - とってもとってもとってもワクワクします。私毎回待ちきれないです。頑張ってください (2016年7月29日 20時) (レス) id: 9a340dd8ed (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - まみさん» わ〜嬉しいです、ありがとうございます！そう言っていただけると、お話を書くのがさらに楽しくなりそうです♪ 少しずつ準備を進めて、できるだけ早く更新できるように頑張りますね (2016年7月25日 22時) (レス) id: c91b655369 (このIDを非表示/違反報告)
まみ - いつも見させていただいてます！とてもおもしろくて、はまってしまいました！続編楽しみにしています！ (2016年7月22日 23時) (レス) id: e125ca4219 (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - ゆなひろまこまこさん» ありがとうございます。楽しんでいただけて良かったです。できるだけ早く更新できたらと思っていますので、またのぞきにきていただけると幸いです (2016年7月18日 23時) (レス) id: c91b655369 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちさ
| 作成日時：2016年4月11日 1時
