困らせ坊や 11 (雅) ページ19
翔Side
いやぁまさか。
冷えピタを口に入れるとは思っていなかった。
目ほとんど閉じてるし、もう半分寝てるじゃないの(笑)
翔「こんなの食べても美味しくないでしょうよ。
あーほら、口の中残ってないか？」
雅紀が冷えピタの端っこを噛んだのに驚いて急いで引き抜いてしまったから、青いジェルが歯で削がれてしまったかもしれない。
心配になって薄く開いた口の中を覗いてみたけど、それらしいものは見当たらなかった。
ボーッとしていてやったこととはいえ、無意識に口に物を運ぶなんて、もしかして腹が減ってんのかな？
翔「お腹すいた？」
雅「…おなか…すいた」
翔「そっか。ご飯食べる？」
雅「…ごはん…たべる」
やっぱりお腹がすいていたみたい。
これもまた寝ぼけて言っているだけって可能性もあるけど。
でも食べたいというなら食べさせよう。
Aが夕飯に雅紀用の雑炊作ってくれてたから、それがそのまま残ってるはず。
翔「汗かいたからな。着替えて待ってて？」
もう一度本当に食べるのか聞いてみたら頷いてくれたから、眠気を覚ますためにベッドの上に座らせ、着替えのTシャツを手に持たせてきた。
冷蔵庫にはお椀に移された雑炊と…
その横においてあったカットフルーツの盛り合わせと…
雅紀の好きなヨーグルトとプリンと…
って、なんだこれ準備良すぎ。
Aと潤、どっちが用意しておいてくれたのかはわからないけど、どちらにしてもありがたい。
翔「お、着がえられたじゃん。完璧〜」
温めた雑炊とフルーツを手に戻ったら、雅紀はすでに着替えを終えていた。
今の彼ならTシャツを後ろ前逆に着ることもありえるかと思ってたんだけど(笑)
さすがにちゃんと着れたね。
若干目がパッチリしたようだからそのうちに飯を食べさせて。
風邪薬飲ませて、再び寝るまで見守って…
そうしてようやく俺の休憩タイムが訪れた。
風呂には入れたのは、日付が変わってから。
翔「くぅぅ〜きもちいぃ〜」
普段はシャワーだけで済ませてしまうことが多いけど、今日は少し疲れたからゆっくり入りたい。
身体と頭を洗う間にぬるくなったお湯を温めなおして、アチアチ言いながら浴槽に沈んだ。
思ったより熱くて身体がギューっとなったけど、それに慣れればもう最高。
目を閉じると、聞こえるのはチャポンという水が跳ねる音と、自分の呼吸音と…
それから足音…
…え？あ、足音！？なんだって！？
近づいてくる…
誰だ、こんな時間に。
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ちさ(プロフ) - ユーラシアさん» 楽しんでいただけているようでとても嬉しいです。すごく力になりました！遅くなってしまいましたがPart17に移行して新しいお話も更新しましたので、のぞきに来ていただけると幸いです (2016年8月7日 1時) (
レス) id: 10871da05b (このIDを非表示/違反報告)
ユーラシア - とってもとってもとってもワクワクします。私毎回待ちきれないです。頑張ってください (2016年7月29日 20時) (レス) id: 9a340dd8ed (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - まみさん» わ〜嬉しいです、ありがとうございます！そう言っていただけると、お話を書くのがさらに楽しくなりそうです♪ 少しずつ準備を進めて、できるだけ早く更新できるように頑張りますね (2016年7月25日 22時) (レス) id: c91b655369 (このIDを非表示/違反報告)
まみ - いつも見させていただいてます！とてもおもしろくて、はまってしまいました！続編楽しみにしています！ (2016年7月22日 23時) (レス) id: e125ca4219 (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - ゆなひろまこまこさん» ありがとうございます。楽しんでいただけて良かったです。できるだけ早く更新できたらと思っていますので、またのぞきにきていただけると幸いです (2016年7月18日 23時) (レス) id: c91b655369 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちさ
| 作成日時：2016年4月11日 1時
