楽しい冬 辛い冬 11 (智) ページ45
松岡Side
今熱を測ったら病院行きになる可能性が高いと…
そう自覚しているんだろう。
だからこんなに拒んでるんだよな？
松「お熱何度あるかね、智くん」
智「……。」
松「俺がついててやるよ。そしたら翔も許してくれるだろ？」
あまりにも高熱だとチビちゃんの看病をしている場合ではないし、智自身の身体ももたない。
だから翔は和の目の届く病院で寝ていてくれと言った。
だったら俺が二人とも看病してやれば、それで問題は解決だよな。
智「でも…」
松「でもとかそういうのいいから。
俺はな、嬉しかったんだよ。娘の成長が見られて。
また遊んでやってくれよ。な。これからも仲良くしてやって？」
智「はい」
松「よーし。じゃあまた一緒に公園にでも行こう。
子どもたち連れて。それが俺へのお返しな」
智のことだから、俺に看病をさせることを申し訳ないと思っているはずだ。
でもいいんだよ、俺はこの時間になんのストレスもないし、見返りも求めない。
それでは智が納得しないだろうから、小春と遊ぶことでお返しをしてくれと言ったがな。
それくらいの関係になったと思ってるよ、俺は。
松「んー、結構高いな。水分取れるか？」
ようやく素直になった智の検温をすればもうすぐ39度後半に突入といったところ。
額も汗ばんでいたから拭いてやって、水分補給させるために身体を起こして後ろから支えてやった。
すげーあちぃよ背中。
これでも俺がいなければ、自分でチビちゃんの看病を続けていたんだろうな。
病室で寝ていた方が楽だろうに。
松「どうしてもここにいたかったんだな。智は家が大好きなんだもんな？」
そう言うと辛そうな表情を一瞬緩めて、頷きながら微笑んでくれた。
でも俺はわかってるぞ。
チビちゃんが家のほうが安心して休めるから、自分を犠牲にしてでも家族にとっての最善を選んだってこと。
病院には行きたくないだなんて我儘言ってるようで、それが家での静養を強く望んだ一番の理由だってこと。
松「寝づらいか？身体擦ってやろうな」
可哀想に、頭痛や倦怠感だけでなく関節や筋肉も痛むようだ。
松「横向いて…あ、ちょっと待ってな。
どうした〜ゆいちゃん。頭痛いかな〜よしよし」
チビちゃんのお目覚め。
泣き出してしまったからすぐに抱き上げ、膝の上に座らせてやった。
小さく熱い背中を叩いて宥めながら、智の背中と腰も少し強めに撫でてやる。
何も気にしなくていいから、智は寝れるなら寝ちゃいなさいね。
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みーちゃん(プロフ) - ちささん» ありがとうございました!これでスッキリしました!また頼ります!これからも頑張ってくださいね!! (2016年3月28日 15時) (
レス) id: 85a099ed85 (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - みーちゃんさん» いえいえ、大丈夫ですよ〜。そのような話だと…『疑心暗鬼』でしょうか。『パパ〜』のPart14の最初のお話です。題名だけだと内容はわからないですもんね。探すのに手間を取らせてしまってすみません。また何かあればいつでも聞いてください (2016年3月27日 22時) (レス) id: 384db28081 (このIDを非表示/違反報告)
みーちゃん(プロフ) - すいませんすいません、本当にすいません最後書いてませんでしたぁぁ そんな怖いお話どこに入っていたか忘れてしまって題名も忘れてしまって題名を教えてくださいお願いします (2016年3月27日 11時) (レス) id: 85a099ed85 (このIDを非表示/違反報告)
みーちゃん(プロフ) - またまたすいません 怖いお話というか…何か猫がきっかけで嵐谷家に怪奇現象が起こる的な… (2016年3月26日 21時) (レス) id: 85a099ed85 (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - みーちゃんさん» みーちゃんさん！前から読んでくださっていたんですね。ありがとうございます。ただでさえ普段からふにゃっとしている人なもので、弱っているとさらにふにゃふにゃになってしまいますね 笑 楽しんでいただけたようで嬉しいです。これからもよろしくお願いします (2016年3月23日 0時) (レス) id: 384db28081 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちさ
| 作成日時：2015年10月12日 23時
