楽しい冬 辛い冬 5 (智) ページ39
雅紀Side
午前中はたくさん楽しませてもらったから、午後は智にぃに変わって俺が子どもたちと遊ぼうと思っていた。
でももう電池切れみたい。
まだお昼ごはんも食べていないみたいだけど、少し寝ないと動けないかな？
小「んっ…んー…」
智「眠いねぇ…よいしょ。
もう車に戻ろうか。お昼ごはんは帰りながらでもいい？」
雅「うん。ゆいちゃん、いっぱい遊べた？」
目をこすりながらぐずりだした小春ちゃんを智にぃが抱き上げて背中をポンポンし始めたから、俺も眠そうな結心を抱き上げて、楽しかったか聞いてみた。
すぐに頷いてくれたから、満足してくれたんだと思うよ。
予定より少し早いけど、雲行きも怪しくなってきたから吹雪く前に帰ろっか。
潤「え？もう寝ちゃったの？ちょっと待ってて。車持ってくる」
潤がソリとスキー板を返しに行ってくれているうちに二人とも俺らの腕の中で眠ってしまった。
入り口で待ってたら、潤が駐車場からここまで車できてくれるって。
雅「松岡パパがいなくても平気だったね」
智「最初は緊張してたけどね〜。よかった、楽しく遊んでくれて」
この数時間で俺らにもかなり慣れてくれたもんね。
今だって智にぃにゆらゆらと揺らしてもらいながら、安心しきった顔で眠ってる。
『泣いて困らせねーかなぁ』って松岡先生が言っていたけど、そんなことはなかったよ。
パパがいなくても大丈夫だったって、それはそれで寂しいのかもしれないけど(笑)
翔「ただいま〜。あ、雅紀お前！！」
雅「しぃー。起きちゃうよ」
翔「あら、寝てんの〜」
仕事を終えて帰ってきた翔にぃが、こたつで和に抱かれながら寝ている結心を見て破顔しながら駆け寄っていった。
結心と小春ちゃんは昼食を取ることもなくずっと寝続けて、夕方帰宅してからようやくご飯。
といってもすぐに夕食になる時間だったから、お風呂に入って軽くパンを齧らせておいたんだ。
でも結心は夕飯まで起きていられなかった。
よっぽど疲れていたのか、またすぐに夢の中に入っちゃったんだよ。
翔「いっぱい遊んできたか〜？楽しそうだったもんなぁ。
あ、雅紀よ！仕事中にあんな写真っ」
和「まぁまぁ。悔しかったのはわかるけどさ、雅にぃが撮ってくれなかったらあんな可愛い二人見れなかったんだから」
翔「それは…そうだな。まぁ俺にはバーベキューがあるし」
バーベキュー？なんだろそれ。
今度誰かと肉でも焼くの？
楽しい冬 辛い冬 6 (智)→←楽しい冬 辛い冬 4 (智)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 910人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みーちゃん(プロフ) - ちささん» ありがとうございました!これでスッキリしました!また頼ります!これからも頑張ってくださいね!! (2016年3月28日 15時) (
レス) id: 85a099ed85 (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - みーちゃんさん» いえいえ、大丈夫ですよ〜。そのような話だと…『疑心暗鬼』でしょうか。『パパ〜』のPart14の最初のお話です。題名だけだと内容はわからないですもんね。探すのに手間を取らせてしまってすみません。また何かあればいつでも聞いてください (2016年3月27日 22時) (レス) id: 384db28081 (このIDを非表示/違反報告)
みーちゃん(プロフ) - すいませんすいません、本当にすいません最後書いてませんでしたぁぁ そんな怖いお話どこに入っていたか忘れてしまって題名も忘れてしまって題名を教えてくださいお願いします (2016年3月27日 11時) (レス) id: 85a099ed85 (このIDを非表示/違反報告)
みーちゃん(プロフ) - またまたすいません 怖いお話というか…何か猫がきっかけで嵐谷家に怪奇現象が起こる的な… (2016年3月26日 21時) (レス) id: 85a099ed85 (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - みーちゃんさん» みーちゃんさん！前から読んでくださっていたんですね。ありがとうございます。ただでさえ普段からふにゃっとしている人なもので、弱っているとさらにふにゃふにゃになってしまいますね 笑 楽しんでいただけたようで嬉しいです。これからもよろしくお願いします (2016年3月23日 0時) (レス) id: 384db28081 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちさ
| 作成日時：2015年10月12日 23時
