悩み 1 (雅) ページ1
智Side
智「すごーい…立派…」
帰宅した翔が、無言で差し出してきた袋。
疑問に思いながら中を覗いてみたら、そこにはすごいものが入っていた。
翔「美味そうでしょ？」
美味しそうだけど…でもこれはいったいどこで手に入れてきたんだろう。
智「帰りにスーパーにでも寄ってきたの？」
翔「いーや。もらってきた」
え？貰ってきたって、いったい誰に。
得意気な顔してたからてっきり自分で買ってきたのかと思ったのに。
貰い物なんだ(笑)
翔「なんかね、先生の親戚がぶどう園やってるらしくて。
いっぱい送られてきたからおすそ分けって」
智「へ〜。そっか、もうぶどうの時期だもんね〜
それにしてもこんなにたくさん…あとでちゃんとお礼をしなきゃ」
これ、ピンポン玉くらいの大きさがあるんじゃないかな。
一粒一粒がとても立派なぶどうが2房も。
色は紫というより黒に近くて、大きな粒をつまむように触ってみたら、しっかりした果肉の強いハリに指が跳ね返された。
すごいや…こんな大きなぶどう初めて見た。
和「なーにやってんのっ」
智「和、見て？翔がすごいの貰ってきたよ」
和「ん？なにこれ、でっか！」
ラグの上に寝転がってスマホをいじっていた和が、僕らの会話が気になったのか起き上がってやってきた。
袋の中のぶどうに和も驚いたのか、目を丸くして声を張り上げている。
和「へー、松岡先生に貰ったんだ。ありがとうございますって送っとこ」
翔「送るっておまっ、連絡先知ってんの！？」
和「えへへ。メル友よ、俺ら」
翔「はぁ！？いつのまに」
スマホの画面を指でフリックしながらニヤリとした和に、今度は翔が目を丸くしている。
メル友というのは冗談だと笑っていたけれど、連絡が取れる関係であることは本当みたい。
今は便利なアプリがあるもんね。
それを使ってメッセージを送るって。
和「あ、見て？小春ちゃん可愛い〜」
智「あら。いい顔してるね〜」
和が見せてくれた画面には、ついさっき送られてきたらしい画像が映し出されていた。
大きなぶどうの実を両手で持って、小さな口でハムっとしている笑顔の小春ちゃん。
その下には『みんなで仲良く食べるんだぞ』って、お父さんみたいなメッセージが送られてきていた。
智「ほんと大きな実。なんて品種だろう。巨峰？」
翔「あーなんだっけな。ふじみのりって言ってたかな」
ふじみのり？
どんな味がするのかな。食べるのが楽しみだね。
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みーちゃん(プロフ) - ちささん» ありがとうございました!これでスッキリしました!また頼ります!これからも頑張ってくださいね!! (2016年3月28日 15時) (
レス) id: 85a099ed85 (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - みーちゃんさん» いえいえ、大丈夫ですよ〜。そのような話だと…『疑心暗鬼』でしょうか。『パパ〜』のPart14の最初のお話です。題名だけだと内容はわからないですもんね。探すのに手間を取らせてしまってすみません。また何かあればいつでも聞いてください (2016年3月27日 22時) (レス) id: 384db28081 (このIDを非表示/違反報告)
みーちゃん(プロフ) - すいませんすいません、本当にすいません最後書いてませんでしたぁぁ そんな怖いお話どこに入っていたか忘れてしまって題名も忘れてしまって題名を教えてくださいお願いします (2016年3月27日 11時) (レス) id: 85a099ed85 (このIDを非表示/違反報告)
みーちゃん(プロフ) - またまたすいません 怖いお話というか…何か猫がきっかけで嵐谷家に怪奇現象が起こる的な… (2016年3月26日 21時) (レス) id: 85a099ed85 (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - みーちゃんさん» みーちゃんさん！前から読んでくださっていたんですね。ありがとうございます。ただでさえ普段からふにゃっとしている人なもので、弱っているとさらにふにゃふにゃになってしまいますね 笑 楽しんでいただけたようで嬉しいです。これからもよろしくお願いします (2016年3月23日 0時) (レス) id: 384db28081 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちさ
| 作成日時：2015年10月12日 23時
