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神｢全く…いくら君が強くても刃物を素手で掴むなんてありえないからね？｣
さっきからしんぺい神に説教されてるのだが…そろそろお茶会場に行かないと皆が心配してしまう。
手元は丁寧に傷の手当をしている反面口ではネチネチと言われるのは、私にとっては癪である。
『蒼神先生…そろそろよろしいですか？
治療に時間がかかると仕事に支障が…』
神｢君、絶対面倒臭いとか思ったでしょ。｣
おおお思ってないけどどどぉ!?
なんでそんなことわかるんだよ…というか私が分かりやすかったか？
ならば潔く答えようではないか私
『はい、トントンよりもめんどくさいと思いました。』
神｢しばいたろか？
はぁ…潔いのもそこまでいくと感心するわ。｣
神という雑面越しに睨まれると表情が読みにくいけど、呆れているのはよーくわかる
丁寧に巻かれた包帯を見つめてから立ち上がると礼を言った。
『治療ありがとうございます。』
神｢はいどういたしまして…早く仲間の所に行きな。｣
相変わらず女の私には微塵も興味が無いようでさっさと人払いをするしんぺい神こと蒼神しんぺい
私は無言で保健室を出ると、長い廊下をボーッと見つめて少し考えた。
未だに彼の言葉が頭の中に響くのだ
＿＿所詮はフィクション
家族の存在を否定しているコネシマ･クレール…なぜそんなことを言えるかなんて家系が関係している。
彼は王族だ。
しかも王位継承権一位で現国王がお亡くなりになればそのままコネシマが王になる
そんなの他の兄弟が許す訳もなく、幼い頃からコネシマは兄弟に命を狙われ続けていた。
自分が愛していたはずの両親は兄弟の間の権利争いに見て見ぬふりをしていることを知って絶望し、彼は家族という存在がなんなのかわからなくなってしまった。
だからこの学園に逃げるように編入してきた。
『(まったく…どいつもこいつもこじらせすぎよ。
一周まわって主人公が哀れで仕方がないわ。)』
この先マリーに寄ってくるであろう獣達は私が躾て差し上げなくてはね。
ニヤリと笑ってスキップする私の姿はあまりにも奇妙なものであることはわかってる。
でもどうしても止まらないのさ、この胸の高鳴りが
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りんご(プロフ) - 初コメ失礼します！面白くて一気読みしちゃいました☆ (2021年8月19日 16時) (
レス) id: 0e9f08b2f2 (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム(プロフ) - やべぇっす、めっちゃ面白いです！これからも応援してます！ (2021年8月9日 23時) (レス) id: 85fdf7e712 (このIDを非表示/違反報告)
だいあ - はつこめ失礼します！syq君が変人扱いされてて草wwwwっと更新頑張って下さい！ (2021年6月29日 19時) (レス) id: f74d1487fa (このIDを非表示/違反報告)
MasudaHana1023(プロフ) - お誕生日おめでとうございます!この作品、今日から読み始めたのですが、時間を忘れて最初から最後まで読んでしまいました！お体を大事にしてください！応援しています！長文失礼しました (2021年6月13日 21時) (レス) id: 4c93b04cf1 (このIDを非表示/違反報告)
黒兎 - お誕生日おめでとうございます！！……たのしく読ませていただいてます！これからも頑張ってください応援してます！ (2021年6月13日 21時) (レス) id: 968d9b147a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：またたびはまた | 作成日時：2021年6月8日 20時
