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シャオロン先輩がダンジョンに向かって行ってからのこと
シャオロン先輩の代わりにやって来たのは白石仁智良と名乗る先輩だった。
ひ｢急にシャオロンから連絡が来て驚きました…
団長が現在動いているので安心してください｣
優しい口調でそう言った仁智良先輩に私はある部分を復唱した
マ｢団長…？もしかしてA･アデールでしょうか？｣
仁｢君は…！
大丈夫、君のお姉さんは強いしシャオロンも強い。必ず戻ってくるから安心してくださいください｣
私と目を合わせて笑った
特徴的なデザインのマスクをしていたから口元が笑っているかは分からないが目元が笑っていたからすぐにわかった。
この人は優しいしお姉様やシャオロン先輩を信じてる…だからそんなことを言える。
でも私は違う
『お姉様は…ずっと昔から無理をしています』
その瞬間私の頭の中を駆け巡ったのは色んな感情だった。
ずっとお姉様に助けられて来たせいで自覚させられる己の無力さに呆れて、しまいには力を持つ姉に嫉妬する
お姉様を無理させてるのは私のせいなのになんでも完璧なお姉様が羨ましくて恨めしくて…そしてとうとう私の中でなにかが弾けて動き出せと指示してくるの
後ろから戻ってこいと叫ぶ仁智良先輩の声を無視して駆け抜ける
彼らは仲間だからお姉様を信じてる
でも私とお姉様は家族で信頼し合ってるはずだ
信頼してるからこそお姉様が無理をしているのを見過ごせないのだ。
息は乱れている、でも走り続けた
何度も足がもつれそうになったけど無視して走って行ったその先にあったのは扉の開かれたダンジョンの大きな入り口だった。
先程まで固く閉ざされていたのにどうして…
一年生が開けられるようなものじゃないとなると学園長先生とかしか思いつかない
…あれ？
確かダンジョンって何が起きるかわからないから開いてるのってかなりまずい状況なのでは…？
マ｢ん？
なにか聞こえてきた…？｣
暗い暗いダンジョンの奥へと続く道
なにかが騒いでエコーがかかって私の耳に入った。そして更には騒ぎはどんどん大きくなってきて嫌な予感しかしなかった。
ドドドドドドドド…！
大地を揺るがすその音は嫌な出来事が起こる前のカウントダウンのようで顔が引き攣ってしまう
逃げなきゃと心の中で思っていても足は動こうとしないしどうしましょう
そして奥から現れた黒い影は大きくなってきて日の下に現れた。
なんでこんなにでかい魔物がいるの…？
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りんご(プロフ) - 初コメ失礼します！面白くて一気読みしちゃいました☆ (2021年8月19日 16時) (
レス) id: 0e9f08b2f2 (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム(プロフ) - やべぇっす、めっちゃ面白いです！これからも応援してます！ (2021年8月9日 23時) (レス) id: 85fdf7e712 (このIDを非表示/違反報告)
だいあ - はつこめ失礼します！syq君が変人扱いされてて草wwwwっと更新頑張って下さい！ (2021年6月29日 19時) (レス) id: f74d1487fa (このIDを非表示/違反報告)
MasudaHana1023(プロフ) - お誕生日おめでとうございます!この作品、今日から読み始めたのですが、時間を忘れて最初から最後まで読んでしまいました！お体を大事にしてください！応援しています！長文失礼しました (2021年6月13日 21時) (レス) id: 4c93b04cf1 (このIDを非表示/違反報告)
黒兎 - お誕生日おめでとうございます！！……たのしく読ませていただいてます！これからも頑張ってください応援してます！ (2021年6月13日 21時) (レス) id: 968d9b147a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：またたびはまた | 作成日時：2021年6月8日 20時
