〈d!〉悪役令嬢に転生したうえに何故かプリ○ュアの力を持っているのだが…2章part2

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パーティー終了後

マジカルスポーツ大会の後の2日は休業日である

だからそこを利用してリラックスして体を休める


……なんて出来るわけない



『…というわけでこの休みの日を利用してお出かけに行きましょう

学園正統団のメンバーで』


なんで私が仕切ってんだよ…これ提案したのって私じゃないからね！？

全ての元凶である金髪を睨みつけると、純粋な少年のようなニッコニコの笑顔で私の手を取ってるよ

なんでこんなに懐いた…私はこいつに何をした？


『(…ハッピーシャワーをくらって頭でもおかしくなったか？)』


1人の頭の中で考え込んでいると、誰かに話しかけられて頭を上げた

なんだ大先生か…


鬱｢なんやもう疲れとんな〜

そんなに昨日は楽しみで眠れなかったんか？｣

『君は昨日の私の様子を見て疲れている理由をもう一度考えた方が良いと思うぞ？』


しばいてやろうかゴルァ

まあ…せっかくこうやって皆で遊びに来てるから私だけがうだうだ言っているのもシラケるというもの

少しくらいは付き合ってやるとしよう

だって私精神年齢大人だもん！









時の流れは早いもので、気づけば夕方になり寮に帰る時間となってしまった。


シ｢もっと遊びたい〜！｣

ひ｢いやいや…明後日から授業があるからちゃんと体を休めないとダメ｣


相変わらず仲の良いようで…

私はまだ買わないといけないものがあるからと言って皆を先に帰らせると、近くの広場のベンチに座って小さくため息をついた。

いくら時間の流れが早く感じたとしても疲れるものは疲れる


『(はぁ…今日の出来事は楽しかったけどやっぱりマリーがいないと物足りないわね)』


毒親のいるあの屋敷で彼女は1人頑張っている

ならば私も愛しのマリーのためにやれることをやらないと


『…でも今日は疲れた』


ベンチの背もたれに寄りかかり伸びながら夕焼け空を見上げると、私はほんの数秒深呼吸をした。

しかし気になるわね…こちらを狙う輩の気配


『悪いけど今の私は食べ物をひとつも持ってないわよ』

？｢…なんや気づいてたんか｣


そりゃあ気づきますよ

だって君攻略対象じゃん

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