新たな客が30人 ページ32
翌日私はダダンに頼まれた家事を済ませると1度船に戻ると言って山をおりていた。
貴｢こうやって見るとコルボ山も果物が豊富ね…しかも山菜もあるじゃない！採っていこっと…｣
なんて寄り道をしながら山をおりること数時間…。
やっと船に帰ることが出来た。
貴｢ただいま……｣
｢店長!?｣
｢よくぞお戻りになりました！｣
出迎えてくれるのは元海賊の従業員達……
よくよく考えればこの元海賊も少し懲らしめただけで改心したからこうやって真面目に働いてもらってるけど……
貴｢捕まえたことにはなってないよな……｣
｢｢(なんか恐ろしいことを考えてる…!?)｣｣
とりあえず船に乗り込むとコルボ山で採れた果物やら山菜やらを整理するために私は厨房に入った。
そうだ…せっかくだから皆の分も作って一緒に食べるか…。
貴｢皆〜今日は宴を開くわよ〜！｣
｢｢｢マジすか!!!?｣｣｣
見事にシンクロしてこちらを向いてくる皆に驚いてクスリと笑えば私は早速作業に入った。
貴｢さあ好きなだけ食べなs……｣
｢｢｢いただきます!!｣｣｣
私の言葉の上に重ねるように手を合わせていただきますと言う皆……
まぁ何も言わずに飯を食らうよりかはいいか
今ではこの｢いただきます｣という言葉が定着して皆言うようになったけど最初なんて言葉の意味すら知ろうとしなかったからな…
おっと…そういうことを言うためにこうやって私がご飯を作った訳では無いのだ。
貴｢皆に話したいことがあるの…｣
私が話し始めるとガヤガヤとしていたはずの食堂は一瞬にして静まり返った。
不気味に思えるけどすぐに本題を話すことができるからそれはそれでありがたい。
私は1度深呼吸をしていつの間にか閉じていたまぶたをしっかりと開いてこう言った。
貴｢私…しばらく山に籠って修行をしたいの｣
私の言葉に必要ないとか言う人はいなかった。
かわりに彼らはこう言ってきたのだ
｢僕達はその期間を利用してお金を貯めたり技術を磨きます！｣
｢店長のおかげでここにいることができるんです！店長のためになるようなことをします！｣
この人達はなんていい人なのだろうか……嬉しくて嬉しくて涙が出てきそうだ。
貴｢ありがとう…こんな私はもっと強くならなきゃいけないの…だから時間をください！｣
私の願いに皆笑顔で承諾してくれた。
名前も設定されてないのにここまで性格がいいと逆に怖いな←メタイ
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泡 - 更新頑張ってください！続きを楽しみにしてます！ (2020年3月25日 2時) (
レス) id: 78904f56ea (このIDを非表示/違反報告)
またたびはまた(プロフ) - ご指摘ありがとうございます！どうもわかりずらくてミスりました(汗) (2020年2月26日 0時) (レス) id: f79bbbf7b5 (このIDを非表示/違反報告)
ふる - 面白いです!ただ、“元師”じゃなくて“元帥”ですよ!! (2020年2月25日 23時) (レス) id: 1c3c9bc9c0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - (￣▽￣)b (2020年2月25日 22時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
夜月 零夜 - 面白かったです！更新頑張ってください!! (2020年2月25日 21時) (レス) id: 3da7626fa3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：またたびはまた | 作成日時：2020年2月16日 9時
