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その99 ページ3

(貴方side)

伊作くんが出かけたのを確認すると私は起き上がって留三郎くんをじーっと見つめた。


留「……なんだよ」

『いや、よくこんな私を診ようとしてくれるなって思ってさ…

ほら私ってめんどくさい奴じゃん?』


珍しく敬語無しのタメ口で彼にそう言うと、何故かため息をつかれた。

Why?



留「お前がめんどくさい奴…?

いや違うな

お前は全然めんどくさくないぞ

後輩の面倒をしっかりみているのも知ってるし、先生にもしっかりと言葉を選んでいるだろ

座学も実技も出来るし人に対する優しさを持ってるだろうが…。

それのどこがめんどくさいんだ?」



まじかよこいつ…こんな所でイケメン発言しなくていいのに

なのになんで


『(なんだろう…すごく嬉しいっていう気持ちでいっぱいだ)』


自分の気持ちが溢れているのか、それが顔に出てきて顔が緩んじゃう

必死にその表情を隠そうと手で隠して彼に背中を見せた。


『いっ…たぁ!?』


急に動いたから傷に響いてしまった…超痛い

そんな私にも留三郎くんはため息を一切つかずに心配そうな表情で近づいて大丈夫かと聞いてきた。

なんて優しいのだろう…私みたいなやつより優しいのでは?


『あっありがとう……』

留「……!

思ったのだがお前がタメ口で話すの珍しいな」


今更かよ

とりあえずお礼を言っておこうと勇気を振り絞った結果、来たのが「タメ口珍しいな」って…

全然イケメンじゃない!

こいつ普段の時とイケメンの時のギャップが酷すぎる









『あっそういえばあーちゃ……じゃなくて朱里さんはどこに?』

留三郎くんとお茶を飲みながら思い出したことをそのまま聞いてみると、彼はピタリと動きを止めた。


留「じっ…実はお前に言ってなかったことがあるんだ

ぶっちゃけ言うとお前が敵の忍者に襲われて怪我を負って倒れたあの日からちょうど一日経ってだな…









朱里さんは昨日からずっと部屋から出てこないんだ」



………は?

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抹茶って美味しよね(プロフ) - 初めから最後まで見ました!少しハラハラする所もあってとても面白かったです!最新頑張ってください!! (2020年8月23日 17時) (レス) id: d34543fc69 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:またたびはまた | 作成日時:2020年8月19日 8時

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