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その112 ページ16

煙玉により視界が遮られる中を私達は駆け抜けた。

仙蔵くんはあっちに行ったのか…

彼が見えなくなるのを確認すると私は足を止めて気配のする方を向き、握ってた刀を鞘に収めた。


なんというか…予想通りの人達だな

私はニヤリと笑って追いかけてきた彼らの顔を見るのだ。


『初めましてタソガレドキ忍者の皆さん』

?「ほう…我々が何者なのかは理解しているようだな」


そりゃあ君らの上司が会いに来てたからね

忍装束が一緒だったからすぐにわかったんだよ


『僕の仕事はこの合戦の様子を見るだけであって武器を奪ったりする訳では無いので

それに早くしないと和菓子屋さんの営業時間外になってしまう…』

?「ならばさっさと逃げれば良いものを…何が目的だ?」


目的ねぇ…そんな大したことじゃないんだけどね

まだ劇場版での出来事がないからタソガレドキ忍者の人達はまだ冷たいイメージがあるな…

今すぐにでもこの首が吹っ飛ばされそうだ








「その辺にしておけ…

彼はいずれお前らの後輩になるんだからな」


この声は…そう思い全員がある方向を見るのだ

そこにはタソガレドキ忍軍の組頭「雑渡昆奈門」がいた

相変わらず木の枝の上で足を揃えて座るなぁ…


昆「やあ久しぶりだね五月雨Aくん」

『どうも…僕はまだタソガレドキ忍者になりたいなんて一言も言っておりませんよ』


完全に私と昆奈門さんの世界に入った我々の中に勇気を持ってやってきた忍者が一人


尊「組頭…それはどういうことですか?

あと足を揃えて座るのをやめてください」


なるほど…もしかして私のことを話してないなこんにゃろう


『先日…と言ってもこの春ですかね

私の部屋に勝手に入ってきてスカウトしに来たんですよ』


すると視線が私に集まって全員驚いた顔をしている…面白いなこれ


昆「そういうこと

だから彼を追いかけて殺すのはやめてね」


「行くぞ」という合図と共にその場から姿を消したタソガレドキ忍軍の皆さん…流石だな

ため息をついてその場に座ると私は腰にある水の入った竹筒を手に取った。

さっきから緊張で喉が乾いていたんだよね


『ぷはぁ…

なんというか圧が凄かったな』


さてと、さっさとこの場から離れて仙蔵くんと合流するとしますかね

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設定タグ:アニメ , 忍たま乱太郎 , 転生
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抹茶って美味しよね(プロフ) - 初めから最後まで見ました!少しハラハラする所もあってとても面白かったです!最新頑張ってください!! (2020年8月23日 17時) (レス) id: d34543fc69 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:またたびはまた | 作成日時:2020年8月19日 8時

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