【d!】全ては我が主のために (ページ48)

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その46 ページ48

部屋に到着してから、私はすぐに紅茶を淹れて茶菓子も用意した

本日のお茶菓子はミアレガレットとポフレである

なんやかんやでこれが一番紅茶に合う

？｢…！｣

ぺ｢どうした？オータム｣

あのオータムという執事…違和感がすごい

オータムって和訳したら秋だよね？

なのに見た目に秋っぽさはない…それどころかみずみずしさを感じる

グ｢でははじめようか…｣

始まった

今回、日常王国からわざわざ王様御本人がやってきたのにはわけがある

それは政策についてのお話

日常王国は比較的新しく出来た王国である

だから国王陛下直々に幾多の国に来訪しては貿易や条約について話している

今回我々帝国に来たのだってそれ関連のお話

私は時々飲み終えた紅茶におかわりを淹れたりするのがお仕事

なんやかんやで私は仕事している

まあ主様の傍から離れるなんて嫌だからね

それにしても…気になる

『(…さっきからあのオータムって言う執事が見てくるなぁ

なんなんだろうか)』

できるだけ目を合わせないようにしていたんだけど…どうしても視界に入ってくる

グ｢…では今日はこの辺にしておきましょう

アルヒ、お客様をお部屋に案内して差しあげなさい｣

おっと、お話が終わったようだ

『…かしこまりました

ではこちらです』

にっこりと笑って手配した部屋に案内をする

その際にもオータム様からの視線がすごい

さっさと部屋を案内して主様の所に戻ろう

全力ダッシュで