【d!】全ては我が主のために (ページ43)

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その41 ページ43

『主様、紅茶とお茶菓子のご用意が出来ました』

グ｢ご苦労｣

相変わらず主様はおつかれのようだ

メガネを外して眉間を揉むとゆっくりとソファに座った

私はすぐに紅茶とポフレを用意すると主様はにっこりと笑ってありがとうと言ってくるのだ

こんな人が戦争の話をすると豹変するから恐ろしい

…というか想像が出来ないのだ

グ｢…美味い｣

『ありがたき幸せでございます…』

いつも主様は私の淹れた紅茶と茶菓子を美味しいと言ってくれる

その言葉があれば、私はあなたのために茶菓子が作れる

本当に嬉しいのだ

グ｢そうだ…先程とある国から連絡があった

来月に日常王国から客が来るから準備を頼む｣

『かしこまりました…お客様の人数とお名前の確認をしてもよろしいでしょうか？』

ここに来るということはかなりのお偉いさんだろう

失礼のないようにおもてなしをしないとね

グ｢日常王国から来るのは5人

これがリストだ｣

そう言って渡してきたのは1枚の書類

それを見て私は目を丸くしてしまった

日常王国から来るお客様はかなりのお偉いさんなんて言葉じゃ片付けられない

その国のトップ…というか国王がやってくるのだ