【d!】全ては我が主のために (ページ38)

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その36 ページ38

ロボロ様にポケモンについて話した後のこと

彼は主様に報告すべきだと思うと私に提案してきた

『話したいのは山々ですが…まだ話せません』

ロ｢なんでそんなに弱気なんや…お前がその力を堂々と使えるようになったらグルさんを守れるかもしれないんやで？｣

ロボロ様の意見も正しいのかもしれない

だけど、そんな思いを邪魔するのは私の心の弱さなんだ

もし主様にこのことを話したらどうなる？

人体実験？それか私を国外追放？

もしかしたら私を殺すことだって容易いのかもしれない

私はずっとこの力を隠してるから…主様を裏切っていることになるかもしれない

だから話すのが怖いのだ

『ロボロ様、私がポケモンに変身できることを隠したままこの力で主様をお守りすることは可能でしょうか？』

するとロボロ様は悩んでいた

するといいことを思いついたかのようにポンッと手を鳴らして私に言ってきた

ロ｢そうや…！

アルヒはポケモンの姿から人間の姿に戻ることなく他のポケモンになれるんやろ？

グルさんがピンチの時はポケモンの姿で守ればええんや！｣

…ちょっと何言ってるか分からない

だけど何となくわかる

要するに守りたい時は誰にもバレないようにポケモンの姿になって主様をお守りすればいいのだ

なるほど…その方法はいいかもしれない

にっこりと笑ってロボロ様の手を握るとありがとうございます！と言った

そしたらロボロ様にはポケモンの技についても教えた方がいいな

ポケモンの技をデータに記録して主様が技の命令をしやすいようにしてもらおう

主様の指示通りに動く完璧なポケモンになるために

全ては主様のために頑張ろう

『ロボロ様、ポケモンには技というものがありましてね…』

さあまた地獄が始まるぞ