【d!】全ては我が主のために (ページ32)

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その30 ページ32

昼になった

本日は外交から帰ってくるオスマン様を主様と一緒に出迎えるのです

グ｢オスマン、日常王国での外交政策ご苦労だった｣

主様の言葉にありがとうと言いながらも疲れたと言っているオスマン様

幹部の方々からは紳士だとは聞いていたけど…

オ｢ん？

グルさんいつメイドさんを雇ったの？｣

私と目が合うとにっこりと笑って手を振ってくる…が、私はただ会釈をするだけだ

グ｢そうか…紹介しないとだな

アルヒ、自己紹介をしなさい｣

それが主様の命令ならば、喜んで言うことを聞きます

決して無様な姿は見せずに、淑女らしくスカートをつまんで挨拶をする

『お初お目にかかります

先日、グルッペン･フューラー様の慈悲によりこの城で雇われました

名をアルヒ･レイニーと申します』

今後とも宜しくしたいけどそれはオスマン様次第である

オ｢初めましてレディー

僕はオスマン、よろしくね〜｣

『こちらこそよろしくお願い致します

私は主様のためなら剣となり盾となりメイドにもなります』

どうやら皆さんの事前情報は役に立ったようだ

本当にオスマン様は紳士的なお方である

そんな彼らとは一時的にお別れをして、次に会うのは夕食の時間のようだ

それまではメイドの仕事を頑張ろう