船上カフェをやってる私はヤバい人です2 (ページ27)

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新たな客が74人ページ27

(貴方side)

ルッチ達を神さんにお願いして店を頼むと言うと私は1人海軍本部基地に入っていった。

これから処刑される予定であるエースに会いにいく…それも作戦を練るために必要な事だ。

そしてここからは仮面を隠して本心も隠して…

冷たい元帥を演じるのだ私

センゴクに会いに行って報告を聞くとすぐにエースに会いに行くと言ってその場をあとにした。

センゴクの報告は予想通りエースについて

まあ海賊王の血筋は根絶やしにするという意味を込めて公開処刑にするのだと…。

そんなの私が許すわけないだろ

1人そんなことを思いながら専用の船でエースのいる最強の監獄｢インペルダウン｣をめざした。

コツコツと靴の鳴る音だけが響きそれに反応するように牢屋越しの囚人たちがこちらを見てきた。

どの囚人も億超の極悪人だ…考え方がサイコパスなのはその姿を見ただけでもわかる

そしてたどり着いた１つの牢屋

私は影に潜むように座り込む一人の男に演じた私を見せつけるために声をかけた。

｢随分弱々しい姿を見せてくるのだな…

“悪魔の子”が｣

これはなかなか冷たい言葉だなと思いながらもまた続けて彼を罵倒した。

ああ私の可愛い弟エース…こんな私を許して欲しい

仮面をつけて本心を伝え、最後に助けるからと言ってその場を立ち去った。

本部に戻る途中も色んな看守達に敬礼されたが全て無視して船に乗った。

それにしても…今すぐにでも連れ出したかった

あんなに傷だらけなのは日夜、死よりも苦しい拷問を受けたからなのだろう…。

見ていて苦しかったというのが私の本心だ。

肩を震わせ憎悪の怒りを込めた視線で空を見上げれば必ず彼を救い出すと心に誓ったのだ。

海軍本部基地に戻ると私はまっすぐセンゴクの部屋に向かい報告をした。

｢この目でポートガス・D・エースの姿を見てみましたが…公開処刑は正しい判断かと思います｣

思ってもないことを平然と吐き出しその冷たい目は仏とも言われてる彼の目をしっかりと見ていた。

｢うむそうか…では処刑日は今から1週間後

元帥である君もその場にいるようにしてくれ｣

つまり彼は1週間ここにいろと言いたいのだろう

｢…わかりました。では留守を任せてる店の者に連絡をしてきます｣

失礼しましたと呟き部屋を出るとでんでん虫を使い神さんに連絡をすることにした。

｢私だ…お前に仕事を頼みたいから本部に来てくれないか？｣