拾肆の目 ページ14
生贄として育てられてきた彼はもう居ない
これからは伊黒小芭内という一人の人間として生きていくんだ。
そう思いながらも彼の手を繋ぎながら炎柱に着いて行ったら。
「紹介しよう、息子の杏寿郎だ。」
息子を紹介された
うーん帰ってもいいか?
すごく大きな目でこちらをじっと見てくる彼がマジで怖い
先程まで小芭内と一緒に手を繋いでいたけど流石に陽キャオーラが強すぎるのか俺の後ろに隠れていた。
そうだよな…びっくりするよな
『炎柱様、これは小芭内と息子さんの杏寿郎くんを合わせる時間なのですよね?なら僕はここにいる必要が無いのでは?』
そしたら後ろの小芭内が察して俺を離そうとしなかった。
ぎゅっと裾を握ってるんだぜ?これもう帰りたいなんて言えないよ
炎柱もクスリと笑って何か言ったか?みたいな顔をしたからなんでもないですと答えるしか無かった。
「今後柱小芭内を家で預かろうと考えていてな…まずは息子の杏寿郎と合わせてみることにしたんだ。」
『でも僕から全く離れようとしませんよ?』
これは困った
こういった子供はどうすればいいのかなんて俺知らんぞ?
とりあえずお話を始めるならまずは自己紹介からって相場が決まってる。
『はじめまして…俺はAA』
「煉獄杏寿郎だ!よろしく頼む!」
声デカいな…昔からこんな感じなのか
後ろの小芭内が余計に怯えたぞ
仕方がない、ちょっと悪口になってしまうが言うしかない
『小芭内、大きな声に驚いたんだな。
でも大丈夫だ
鬼なんかよりも杏寿郎は全然怖くないだろ?』
俺の袖に隠れてるからペラっと捲って隠れる場所を無くすと怯えながらも杏寿郎を見ていた。
「伊黒…小芭内。」
もうこれだけで感動して涙がダバダバ流れそう
よく頑張ったという意味を込めて頭を撫でると少し嬉しそうだ。
杏寿郎は先程の俺の発言を気にしているのは少しだけ声が小さくなった。
そこからは3人打ち解けて友達になった
杏寿郎と小芭内はどちらかと言うと家族なのかなって思うが。
でも同年代の友人が出来るって結構嬉しいかもな。
そう思ってしまう日になった
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雪見だいふく - これから読み始める者です。私は成り代わり系はあまり読まないタイプですが、夢小説を探していた時タイトルからして面白そうだと思い誰の成り代わりだ〜?と思って開いた瞬間サイコロステーキ先輩の顔面が出てきてこれは面白いと確信しました。更新頑張ってください (2022年12月14日 19時) (レス) id: 33d74645c1 (このIDを非表示/違反報告)
猫猫 - あの〜すみません…お館様の妻の名前ってあまね様だと思うのですが……とっても面白いです!!!!!これからも頑張ってください!!!!!! (2022年7月26日 7時) (レス) @page16 id: f29fbd18bf (このIDを非表示/違反報告)
猫さくらもち - サイコロステーキ先輩の小説だと、、、!?!?え?作者さんの着眼点が素晴らしすぎる!! (2022年7月17日 7時) (レス) id: f692ce80b7 (このIDを非表示/違反報告)
宮 村 。(プロフ) - 初コメ失礼致します!すごく好みすぎる作品です…続編楽しみにしております!! (2022年7月12日 15時) (レス) @page50 id: e0cd2bb1c0 (このIDを非表示/違反報告)
本が大好きなハリネズミ(プロフ) - サイコロステーキ先輩の成り代わりの小説があるなんて…!とても面白いです、これからも頑張ってください! (2022年6月18日 23時) (レス) id: 73a477d291 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:またたびはまた | 作成日時:2022年5月24日 13時