転生したらトカゲだった (ページ41)

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目の前に広がる数々の料理

鼻を満たす美味しそうな匂いにヨダレが止まらなくなる。

赤｢この街は海の幸が豊富だからね〜船に積んでた荷物を馬車に移してここまで持ってきてよかったね。

新たに出会った友達に料理を振る舞える！｣

そう言って席から立ち上がり飲み物を持つともさんの言葉を合図に皆がジョッキを手に持った。

赤｢じゃあ乾杯しますか。これからもこの港町の繁栄を願って乾杯！｣

皆｢｢乾杯!!!｣｣

皆が笑っていてこの瞬間を全力で楽しんでいた。

スライム達も人型なら味覚を感じるらしく、美味しそうに各々が料理を楽しんでいた。

『美味しい…やっぱり人間が作った食べ物は美味しいですね。

特にこのトマトとか』

赤｢トマトかぁ…俺トマト苦手なんだよね｣

そういえばともさんはトマトが苦手だったな

でもそんなことを言ってたら来るぞ…

ク｢……！｣

赤｢何…俺がトマト食べないことに反応しなくていいから。

ん？俺じゃなくてリューコさんが野菜が美味しいって言ってくれたことが嬉しかったの？｣

なんで言いたいことがわかるんだこの赤髪のイケメンは…さすがは以心伝心コンビ

動画では初期の頃からクミさんがいるから何年も字幕をつけてきたんだから考えていることがある程度わかるのだそう。

まじで何も話さないのねクミさんって

私の方をキラキラとした目で見てくるからなんなんだろう…と思いともさんに通訳をお願いするとこう答えてくれた。

赤｢クミさんはこんなに友好的なドラゴンに会うのは初めてだから興味があるみたい。

竜人って言ってもドラゴンとしての本質は残ってるんでしょ？｣

『まあそうですね…ベビーリザードから始まって竜人に進化してきたのでドラゴン時代もありましたし、ドラゴンの姿になるかと』

もしかしてドラゴンライダーの体験をしてみたいのだろうか。

まあ確かにドラゴンの背中に乗るって憧れるよね

ちなみにカルマドラゴンって体は赤いだけで炎属性ってわけでなく水が弱点では無い。

ドラゴンはある意味この世界の支配者、絶対的な力を持つというのは本当みたいであらゆる属性の魔法が使えるのだ。

今度ドラゴンの姿になった後に竜人に戻る練習をするか。

とりあえず今は飯を食おう