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神経に糸を通されて己の意思で動けなくなったイカ共をかけ分けて行くと、糸から逃れたクラーケン達がまだいることを知った。
無数に伸びる触手は見ているだけで気味が悪い
咄嗟に己の身体に糸を巻き付けて奴らの触手が巻きついてきては糸を伸ばして自由を奪うを繰り返してどんどん敵を減らしていくが、まだ気は抜けない。
「(こんなにクラーケンの群れがいるのは何か裏がある…。どんなにイカ共を狩ったところで解決したことにはならない。)」
キョロキョロと周りを見て他に敵が居ないか探していたその時、私は油断した
生まれてしまった死角から伸ばされた黒い何かは私の首に巻きついてきて離れなかった。
反射的に口を開いて肺の空気が抜けていく感覚がしてまずいと思った。
クイッと指を動かしてまだ何も繋がってない糸をそれに突き刺そうとすると苦しい感覚が無くなった。
なるほど…糸が入った瞬間終わることを理解した上で己の触手を切り離したのか。
首に緩く巻かれたそれは黒く大きな触手で自分に巻きついていたものがどれほど巨大なものかがよくわかる。
目の前にいるモンスターがどれほど脅威的か、そして今まで相手していたイカ共がどれほど戦いやすかったか…嫌でもわかる。
触手が黒いのは獲物となる生物が夜に気づきにくい色、その先にある胴体は周りに同化しやすい質の肌だ。
しかもあの真っ赤なギョロ目は血を連想させる
なるほど…あれがクラーケンの群れを連れてここに定住したからなのね。
それの名前は｢キングクラーケン｣
クラーケンを集めて海を旅する海の魔王だ
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絵馬さんくんちゃん(プロフ) - これあれだ！！蜘蛛.ですが、なにか？だ！違和感の正体はコレですね！！でも凄くうまく溶け込んでる…文才すげぇや…尊敬します… (2021年10月7日 21時) (
レス) @page8 id: 02e6af4199 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：またたびはまた | 作成日時：2021年9月27日 20時
