転生したらトカゲだった (ページ2)

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待て待て待て…そんなこと有り得るのか？

転生したらモンスターに転生するファンタジー小説は読んだことあるし、アニメも見たよ…でもトカゲに転生するって何？

それかなんだ…私が転生したのはトカゲはトカゲでもファンタジー世界のトカゲモンスターってか？

嫌だァァァ!!

私って爬虫類飼ってたからヘビとかトカゲとかの耐性はあるのよ…でも自身がトカゲに転生するなんてありえないから動揺しまくってるよ？

あっそうだ…いきなり話変わるけどいい？

『(めっちゃお腹空いた…)』

トカゲに転生してようやく卵から抜け出したと思えば空腹で死にそうである。

何それ…私の寿命が数年どころじゃ無くなるなんてやだよ

とにかく今することはうだうだ文句を言ってるのでは無く食料を得ることだ。

覚束無い動きで四足歩行をすると、慣れてきたのか凄まじいスピードで走れるようになってきた。

基本的にトカゲとしての身体機能は問題なさそうだ。

なんならトカゲの尻尾切りもいつか実践できるのならしたい。

あと今思ったんだけどトカゲって何食べるの？

確か種類によっては肉食だったり雑食だったりするよね…私は雑食がいいな

だってトカゲの肉食って虫とかでしょ？ならまだ野菜や果物が食べれる雑食の方がいい。

とりあえず自分が生まれた場所から離れた先にある木に登って赤い木の実を食べてみた。

美味い…美味しく食べれるということは雑食なのか？やったね

この赤い木の実…どうやら前世の世界で言うところのリンゴに近しいものらしい。

これは沢山蓄えて損は無いな。

なんか袋があればいいんだけど……

＿＿アイテムボックスの常時使用が可能になりました。

なんだこの声…頭に響くように聞こえてきた。

驚いて腕いっぱいに抱えたリンゴもどきを全部落としてしまった。

やばいと思って下を見れば、どこにも赤色はなかった。

『(は…？まさかアイテムボックスに入った？)』

苦笑いしながらアイテムボックスと呟くと、半透明のウインドウ見たいのが目の前に出てきてリスト化された文字列が並んでた。

リンゴもどき…どうやら名称はアプレと言ってリンゴと変わらないみたい。

どうやら私、アイテムボックスという能力を手に入れたみたい。

にしてもさっきの声はなんだったんだ？