その後の話 ページ50
(神さんside)
今彼女が死んだのが嫌でもわかった。
僕はこの世界を管理する神だからここでなにがあったとか全部わかってしまう。
だから今路地裏で彼女が息を引き取ったことだってわかる……。
なのになんで
神｢そういうこと言うかな……っ！｣
読んでた本を閉じて顔を下に向ければ悔しさと悲しみで身体が震えた。
なぜ彼女は最後に僕とまたトリップしたいと願ったのだろう。
この世界で唯一頼れる存在だから？それなら妖怪達がいるはずだ……
それに彼女は妖怪達の名前やその由来なども知っていたはずだ。
だってあの妖怪たちは彼女が昔に思い浮かべた物語の登場人物だからだ。
言い換えれば妄想した人物を妖怪にして僕がそれを個性として彼女に与えたのだから。
そして今選択しなければならない
残された妖怪はどうなるか？
僕はどうすればいいのか？
そんなの決まっている
神｢Aの希望通りまたトリップさせよう……｣
だって彼女は僕の愛しき子ですからね！
(貴方side)
身体がふんわりと軽くなって目を開ければそこは先程までいた路地裏ではなかった。
貴｢ここは……？｣
神｢まったく…君は無理しすぎだよ！｣
1番聞きたかった声が聞こえて振り向けばそこには1番会いたかった人………神さんがいた。
貴｢神さん……私は…｣
言いたいことが言えずにつっかえている口を彼は優しく手を当てて止めた。
その表情は相変わらず穏やかで心が落ち着いてくる。
神｢君は一般市民を守りたいという思いで敵を路地裏まで誘い込んで妖怪の力に頼ることなく戦って深手を負って死んだんだ……｣
その言葉はとても冷たく感じて血の気が引くのが嫌でもわかる。
じゃあこれから私は何処に行くのだろう？
天国か地獄か…それとも
神｢またトリップしよっか…僕と一緒に｣
まるでそれは鳩が豆鉄砲をくらったような顔だったと思う。
もしかして私があの時呟いた言葉を神さんは聞いていたということだ
貴｢なななっ……!もしかして聞いていたの!?｣
神｢いやだって僕この世界を管理する神だからなんでもわかってしまうんだよ…だから君の願いもすぐに聞き入れることができた……だからはい！｣
そう言って手を差し伸べる神さん
まさかと思いながら手を取ればにっこりと笑っていつの間にか現れたドアを開けた
神｢このヒロアカの世界はしばらく部下に任せるから僕と一緒に別の世界にトリップしよっか！｣
貴｢いやあんた仕事しろよ!!｣
終わり
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またたびはまた(プロフ) - 最弱の焼きイカ2さん» わざわざ細かく説明していただきありがとうございます！早速試してみます！ (2020年2月13日 8時) (
レス) id: f79bbbf7b5 (このIDを非表示/違反報告)
最弱の焼きイカ2(プロフ) - あ、このURLは占ツク専用なので、他のサイトで使わないようルールとして定められております。ご了承ください。こんなに多くコメントしてしまい申し訳ないです……。これからも頑張ってくださいね！ (2020年2月12日 23時) (レス) id: c50ea814f1 (このIDを非表示/違反報告)
最弱の焼きイカ2(プロフ) - お節介かもしれませんが、URLを作りましたので載せておきますね。これをコピーしてそのまま作品の方に貼って頂ければOKだと思います……間違ってたら申し訳ないです……。http://uranai.nosv.org/uploader/common/5/d/8/5d85f48dc0a63803c007a0ded6c17803.jpg (2020年2月12日 23時) (レス) id: c50ea814f1 (このIDを非表示/違反報告)
最弱の焼きイカ2(プロフ) - 画像アップローダーでURLを作ってから貼れば出来ると思いますよー！ (2020年2月12日 23時) (レス) id: c50ea814f1 (このIDを非表示/違反報告)
またたびはまた(プロフ) - 落書きスペースが見えない人が1人でも減るように色々やってはみましたが正直お手上げです……見れない人ごめんなさい！ (2020年2月10日 23時) (レス) id: f79bbbf7b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：またたびはまた | 作成日時：2020年1月6日 7時
