[ポケモン]捨て子から始まる異世界転生物語Ⅱ (ページ25)

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七十五話ページ25

夜の海辺は波が黒くて恐ろしい

しかもここはゴーストタイプのポケモンがうろちょろすると有名なオバケワラという場所。

フワンテ･フワライド･ヨマワル…そしてサマヨール

｢イーブイのおかげでゴーストポケモンの対策はバッチリだったな。ありがとう｣

時空の歪みのエリアで出会った新たな仲間の頭を優しく撫でて褒めると、嬉しそうに目を細めるしんかポケモンのイーブイ

夜明けと共にサマヨールの捕まえたボールをススキのもとまで届けると、まだボールからは出さないで欲しいと言われた。

｢ここまで連れてくる熱意…そこまでしてイダイトウに乗って火吹き島に行きたいのですね。

その思いに僕も答えましょう

普段はガラナさんのガーディに協力してもらっていますが、今回はテルさんが認めてもらうためのもの。
僕も協力はしますがあくのはどうはあなたのポケモンにお願いします。｣

そう言って材料を外の鍋に入れると火をたいて熱を加えた。

ススキの合図と共にあくのはどうで味付けをすると言われたのでボールからサマヨールを出すと、指示を出す準備をした。

｢ではいきますよ…

3

2

あやっぱり怖いですぅ！｣

さすがにこれにはテルもいらだちを隠せずに怒りますよと呟いてしまった。

人間誰しも怖いものは怖いというが、覚悟を決めたと見せかけてそうでは無いとするとさすがに怒る。

今度こそ深呼吸をして合図を出す。

｢いきます…！｣

｢サマヨール、あくのはどう！｣

黒く禍々しい波動を鍋に打ち込むと辺りに香しい匂いが漂い始めた。

出来上がったものはイダイトウの好物イダイトウだんごである。

ススキ曰く形といい香りといい完璧なイダイトウだんごらしい。

あとはこれをイダイトウに食べさせ認めてもらうだけだ。

その為にもイチョウの浜辺まで