□WARM ページ14
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剛典「 …送るよ 」
「 え、いいよいいよ!岩田の家、反対方向じゃん! 」
剛典「 ダメ。送らせて 」
ニコッと微笑んで私を見る。
そんなん、断れないじゃん…
「 …お願いします 」
剛典「 りょーかい♡ 」
あ、これが噂の子犬スマイルね。
岩田と並んでスーパーを出る。
「 岩田ぁ 」
剛典「 ん? 」
「 アイス、食べる? 」
剛典「 え、今?笑 」
「 余分に買ったんだ!笑 へへ、内緒… 」
『 ……おせぇ 』
「 え…? 」
聞き慣れた低い声が聞こえたかと思ったら、
「 先輩!! 」
ガードレールにもたれかかった先輩がいた。
「 なんで先輩が…!? 」
広臣「 なに、いたら悪い? 」
「 全然!逆に嬉しいです! 」
えへへ、と笑うと、頭に手をポンと置かれた。
せ、先輩っ!?
なんか…甘い!
先輩は岩田を見た。
広臣「 ん、じゃあ、君もありがと 」
剛典「 はぁ… 」
広臣「 コイツは俺が連れて帰るわ 」
剛典「 …お願いします 」
岩田、また不機嫌だ。
「 岩田、岩田っ! 」
剛典「 ん? 」
「 元気ないんだったらいつでも私に相談してね! 」
剛典「 ……お前のせいだっつーの… 」
「 え? 」
剛典「 や、なんもない。ありがと、じゃーな 」
「 バイバイ! 」
岩田を見送って、先輩の方に振り返る。
「 先輩、帰りましょう! 」
広臣「 ……ん、 」
先輩に手を差し伸べられた。
ええと、これは…
「 ……手を繋ぐということで? 」
広臣「 ちげぇよ、バカ。袋かせ 」
「 え?ああ!大丈夫ですよ、重くないですし 」
広臣「 いいから 」
先輩に袋を取られた。
「 先輩、優しいですねっ♡ 」
広臣「 はいはい 」
「 そういや先輩、私の言葉遮るの好きですよねー 」
広臣「 はあ?なにいってんの 」
「 いや、だって… 」
先輩とどうでもいい話をしながら帰った。
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れっどきゃっと(プロフ) - MIKIさん» ありがとうございます!良かったですか!?嬉しいです!次があるか分かりませんが、よろしくお願いします(^-^) (2017年2月25日 23時) (レス) id: 7d625cd6df (このIDを非表示/違反報告)
MIKI - 完結 お疲れ様でした(^-^) とても良かったですo(^-^)o 次の作品楽しみにしてますね〜♪ (2017年2月9日 19時) (レス) id: 2b2ebd354e (このIDを非表示/違反報告)
れっどきゃっと(プロフ) - そーるさん» ホントですか!?ありがとうございます(≧∀≦) (2017年1月19日 16時) (レス) id: 7d625cd6df (このIDを非表示/違反報告)
そーる - この作品ホント好きです!! (2017年1月16日 17時) (レス) id: 49df6efcd7 (このIDを非表示/違反報告)
れっどきゃっと(プロフ) - 夏恋さん» おもしろいと言ってもらえて嬉しいです!更新頑張ります(*^^*) (2017年1月15日 2時) (レス) id: 7d625cd6df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れっどきゃっと | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/akajasu7
作成日時:2016年12月23日 16時