Story26 ページ19
「そうなのか！！？」
センゴクが驚く
「驚きすぎでは？」
「それより……なぜ、海賊を？」
つるが藤虎に聞いた
「『国を救った重傷の海賊』
ｰｰｰｰこいつを果たして敵とみなすか、この国では英雄と見逃すか…」
藤虎はそう言い乍、サイコロを出す
「サイコロっ！！？」
センゴクは、サイコロを見て大笑いする
「笑い事じゃないよ！！
それで決めてんのかい！？」
そう言うつるに藤虎は、今日の分のサイコロを振るよう促す
すると
「献ポポお願いします！」
小人族が来た
センゴクやつる達が小人達と話している中、Aは
「……(今頃CP0が王宮で調べている最中かな…)」
そう考えていた
ルフィ達を捕らえるため動き出す海軍
対峙するローとセンゴク
1人王宮へと足を運ぶA
東の港に藤虎と海兵が迫る
小人族、コロシアムの戦士達の活躍によりくい止められる海軍
センゴクとローが話している
「互いにあいつを忘れずにいよう…
ｰｰｰｰｰそれでいい…
お前は自由に生きればいい…
あいつなら、きっとそう言うだろう…」
涙を堪(こら)えた2人
王宮に向かったAは、
「お初にお目にかかります……リク王家の皆様…」
リク王の元へと来ていた
「貴女は！！？」
真っ先にヴィオラが反応した
「？？…ヴィオラ……知っているのか？」
「……確か、ディアマンテからレベッカと義理兄様を守っていた……」
「！！……キュロスとレベッカを！？」
ヴィオラの言葉に驚くリク王
「私の名は、A………民衆の意志『革命軍』の者です…………こんなときで申し訳ないのですが、1つお話が…」
Aがそう言った
「話？」
「……話と言うより、簡単な質問ですが、
時間が無いので単刀直入に聞きます………
現在、世界政府が全て正しいと本気で思っていますか？」
Aが、そう言うと
「………」
沈黙が続いた
「……無理に、とは言いません………急にこんなことを聞かれて、即答できる方がすごいですから……この話は忘れてください」
Aはそう言うと、王宮を後にした
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作者名：朱鷺の砂 | 作成日時：2018年5月6日 11時
