Story18 ページ11
「ない足は、大恩人に捧げた私の誇りだ！！！」
ひまわり畑 ディアマンテＶＳキュロス
ディアマンテの能力により棘の鉄球が降り注ぐ
「死の星屑(デス・エンハンブレ)！！！」
「千紫万紅(ミルフルール) 花傘！！！」
ロビンは、能力とひまわりを使って防ぐ
キュロスが剣で鉄球を弾こうとするのを
Aが手で制した
「！！？」
「こんな攻撃で……体力を減らす理由は、無いわ」
Aはそう言った
そして
「凍る水の矢(フリーズウォーターアロー)！！！」
能力を使う
すると、無数の青い矢が鉄球に飛んでいく
矢が刺さると、徐々に威力が消え、鉄球が凍って落ちる
「「！！！？」」
「！！！……Aァ〜〜〜！！！」
攻撃を防がれたディアマンテの怒りの矛先がほんの少しの間、Aに向いた
その少しの間ｰｰほぼ一瞬の隙ｰｰをキュロスは逃さない
キュロスが向かってきていることに気付いたディアマンテは、銃を抜きキュロスの足を撃った
ｶﾞｸﾝｯ
「お父様！！！」
「！！……しまった…！！」
足を撃たれたキュロスが膝をつく
「ウハハハ！！ドジな奴だ…こんなときに転んじまうなんて！！」
ディアマンテがそう言うと、再び鉄球が降り注ぐ
「おのれディアマンテ！！！許さない！！！」
今にも飛び出しそうなレベッカをロビンが止める
「放してロビンさん……私あいつを！！！」
「ｸｯ……水りゅ…！！！？」
ｶﾞｻｯ
Aが能力を使おうとすると、キュロスが立ち上がった
鉄球に当たりながら、キュロスは
「あのコロシアムにたってなお…人を傷つけなかった…！！
お前の手はまだ……美しい！！！
その手こそ、母スカーレットの宿る手だ！！！」
そう言うと、ディアマンテに向かっていく
「てめぇの体は…！！鉄の塊かぁ！！？……いや、こいつイカレてやがる！！バカの塊(････)か！！！」
「痛みは…人間である証だ！！！お前達には、わかるまい！！！
……わかるまい！！！愛する者に忘れられる絶望など！！！
……何に触れても感じる事のできない苦しみなど！！！」
ｶﾞｷｨﾝ
キュロスとディアマンテの剣が交わる
「塊と言うのなら私は…！！この国の “怒りの塊„ となって！！！貴様を討つ！！！！」
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作者名：朱鷺の砂 | 作成日時：2018年5月6日 11時
