紅き翼を持つ天使Ⅱ－イナズマイレブン－ (ページ10)

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第６０話ページ10

日曜日の朝

河川敷に集合した私達の前には、ユニフォームを着た響木監督がいる

それと、イナズマイレブンＯＢ

何人か知ってる人が混ざってる

雷門さんの所の執事さんも、伝説のイナズマイレブンのメンバーだったらしい

で、審判として鬼瓦刑事・・・暇なの？

今日、響木監督の声かけで、イナズマイレブンと試合をする事になった

んだけど・・・

正直なんなの？この試合は・・・

ぶっちゃけて言うけど、やる意味あるの？

いくら４０年振りだからって・・・

凄さの欠片もないよ

というか、この人達のプレイ・・・本気じゃない

練習にもならない、こんな試合

響木＞お前達！なんだ、その様は！

見兼ねた監督が、やっと声をあげた

浮島＞響木・・・。

響木＞俺達は伝説のイナズマイレブンなんだ。そしてここに、その伝説を夢に描いた子供達がいる！

円堂＞監督・・・！

響木＞俺達にはその想いを背負う責任があるんだ！その想いに応えてやろうじゃないか！本当のイナズマイレブンとして！

浮島＞本当の、イナズマイレブン・・・俺は・・・俺達は・・・！

ＯＢ＞無敵のイナズマイレブン！

響木＞やっと目覚めたか。

そこからは、やっとまともな試合が始まった

伝説は真実だったと、やっと思えるようになった

「クロスドライブ」に、円堂の「熱血パンチ」が破られた

染岡の「ドラゴンクラッシュ」が、響木監督の元祖「ゴッドハンド」に止められた

響木＞さあ浮島！見せてやれ！

浮島＞備流田！

備流田＞おう！

紅羽＞？

ボールを蹴り上げた２人は、それを追って高く飛んだ

蹴り込まれたボールはまるで炎の翼のようなそれを広げ、ゴールへ

響木＞そうだ！それでこそイナズマイレブンだ！

１点が入れられたってのに

円堂＞審判さん！タイム！タイム、お願いします！

テンション高いな、円堂

鬼瓦＞サッカーにタイムはないぞ？

野球かってのww

円堂＞大事なことなんです！お願いします！

鬼瓦＞わかったよ。

円堂＞ありがとうございます！みんな！来てくれ！

何事かと思えば、円堂が取り出したのは秘伝書だった

ん？秘伝書？って事はさっきの技・・・

円堂＞あったぞ、炎の風見鶏だ。

風丸＞炎の、風見鶏？

染岡＞解読、できたのか？

円堂＞ああ！その上、今日はお手本が目の前にある。絶対にものにしようぜ！

松野＞で、誰がやるの？

円堂＞えーと、“この技は、スピードがビューン。ジャンプ力がビヨヨーン”か。

秋＞相変わらずの宇宙語ね。

紅羽＞同感。