紅き翼を持つ天使Ⅱ－イナズマイレブン－ (ページ35)

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第８５話ページ35

タイヤを３つ揺らして、その隙間を鬼道や豪炎寺が蹴るボールが通り抜ける

たまにボールがタイヤに当たって、それが円堂に向かう

円堂＞あれ、２人ともどうした？

紅羽＞？

そこにいたのは、木野さんと雷門さんだ

夏未＞体がボロボロになるわ！今すぐやめなさい！

円堂＞まだまだ。諦めてたまるか！

豪炎寺＞無駄だよ。

鬼道＞やめろと言ってやめるような男か？

紅羽＞ヤバいと思ったら止めるから、一応。

秋・夏＞・・・。

円堂＞絶対、マジン・ザ・ハンドを覚えて、決勝戦を戦い抜くんだ！みんなで優勝したいじゃないか！続けるぞ！

紅羽＞・・・。

秋＞どうしたの？見守ろうって言ったの夏未さんなのに。やっぱり、何かあった？

夏未＞ううん、そうじゃないんだけど・・・ただ円堂くんが心配で。

秋＞今まで、いっぱい無茶して強くなってきたじゃない。信じようよ。

夏未＞ええ・・・。

豪炎寺＞ファイアトルネード！

紅羽＞ちょっと待った！さすがにそれは！

円堂＞うわぁ！！

あー・・・遅かった

とりあえず、私達は急いで雷雷軒へ

夏未＞監督！氷をください！

秋＞派手にやっちゃって・・・。

響木監督から氷のうをもらって、頭に当てる円堂

夏未＞ヤバいと思ったら止めるんじゃなかったの！？

紅羽＞・・・一応って言ったじゃん。

うん、これでも反省してるよ

止めに入るのが遅かったって

響木＞随分と無茶をしたもんだな。

円堂＞無茶じゃないよ、特訓だよ。

響木＞新しいキーパー技を編み出そうとしてると聞いたぞ。

円堂＞うん。マジン・ザ・ハンド。

響木＞！

円堂＞監督、知ってる？

響木＞ああ。そうか、ついにお前もあれに挑戦を始めたか。

円堂＞監督はできた！？

響木＞俺はマスターできなかった。だが、お前ならやれるかもしれない。頑張れよ。

円堂＞おう！

鬼瓦＞おいおい・・・どうした、お揃いで？

円堂＞刑事さん！

鬼瓦＞お嬢ちゃんも一緒か？珍しいな。

紅羽＞まあ・・・。

鬼瓦＞にしてもひっでぇ格好だな？

円堂＞世宇子に勝つには、こんくらいなんでもない！

鬼瓦＞威勢がいいのは、結構だが。勝つ事に執念を燃やし過ぎると、影山みたいになるぞ。

円堂＞影山に？

夏未＞・・・刑事さんは冬海先生に会ったそうよ。

円堂＞え？

鬼瓦＞影山を探すためにな。４０年前のイナズマイレブンの悲劇から、雷門対帝国戦の鉄骨落下事件まで、一連の不可解な事件を解決するためには、影山という男の過去を知るべきだ。俺はそう考えた。