紅き翼を持つ天使－イナズマイレブン－ (ページ40)

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第４０話ページ40

目金＞まるで攻めて来ないなんて・・・この僕にも予想外でしたよ。

染岡＞お前、あいつらのサッカーが理解できたんじゃなかったのかよ？

結局、互いに無得点のまま前半が終わった

半田＞それにしても、なんでボールが取れないんだ？

風丸＞あいつらの妙なノリに、調子を狂わされたせいだ。

影野＞得体が知れない。

豪炎寺＞ッ！お前もな・・・。

で、その連中はゲームやってるし

夏未＞よくわからないチームだわ。

円堂＞とにかく、ボールを奪ってチャンスを作るんだ！

後半が始まった途端、今度は真面目にサッカーをし始めた秋葉名戸

なるほど、フルタイムを戦い抜く体力がないから後半勝負なのか

「フェイクボール」とやらでボールがスイカに入れ替わり、松野が抜かれた

「ド根性バット」とかいう必殺技でシュートが決まって、先制点を取られた

ってか、バット役の奴、頭大丈夫なの？あれww

雷門からのキックオフで再開して、全員で守備に回ったのを染岡が抜きまくる

「ドラゴンクラッシュ」を打ったけど、「五里霧中」という必殺技で巻き上げられた土煙が邪魔をした

だからか、ゴールから外れた

そのあとも少林、松野、また染岡がシュートを連発するけど、やっぱり入らない

紅羽＞ん・・・？

なんか妙だ・・・

紅羽＞・・・・・まさか、ね。

豪炎寺＞？

あいつらでもできる事はひとつある

隠す事に意味がある、そのやり方が

でも、まさかぁ・・・

染岡＞無理矢理にでもゴールをこじ開けてやる！ドラゴン－－！

目金＞シュートを打ってはいけません！

染岡＞目金！？

目金＞見破ってしまいましたよ、シュートが決まらなかったわけを！

円堂＞ゴールをずらしてる！？

豪炎寺＞シュートが入らなかったわけはこれか！

紅羽＞あぁ、やっぱりか。

夏未＞あなた、気付いてたの！？

紅羽＞気付いただけ。土煙を煙幕代わりにして、ゴールをずらしてんのを隠してたってわけ。あいつらでもできる、隠す必要がある事っていったら、むしろそれしか思い付かなかったの。

フィールドに顔を向け直すと、半田のスローイングで試合が再開しようとしていた

目金＞僕にボールをください！

半田＞目金？

円堂＞半田！目金にボールを渡せ！

半田＞えぇ！？

でも、目金の真剣な顔を見た半田は、ボールを彼に回した

卑怯な手段だろうと、勝てばいいのだと言った秋葉名戸のやり方に怒ってるんだろう

あいつにも、そういうのがあったのか・・・ちょっと感心

半田＞頼むぞ、目金！