紅き翼を持つ天使－イナズマイレブン－ (ページ32)

今日:5 hit、昨日:2 hit、合計:59,698 hit

第３２話ページ32

校舎のリフォームが議題になっている事もあり、父親である理事長が古い校舎の設計図を整理し始めたらしい

それを手伝っている中、この“イナビカリ修練場”を見つけたんだとか

理事長曰く、ここで様々な必殺技が生み出されたんだとか

さすが・・・理事長の娘である彼女だからこそ、見つけられたのかもしれない

夏未＞それをリフォームしたの。必殺技の練習場としてね。

円堂＞え？使っていいのか！？

夏未＞ある物は使わなきゃ損ですからね。

円堂＞本当か！？すっげぇ！ありがとう！

夏未＞・・・私はただ、無様な負け方をして、我が校の恥になって欲しくないだけよ。

円堂＞わかってるって！うおぉ！燃えてきたぜ！

というわけで、特訓開始

私達マネージャーは外に出たんだけど・・・

は？ロック？タイム９,９９９秒？

なにこれ？？？

夏未＞この扉はタイマーロックになっていて、一連の特訓が終わるまで開かないわ。頑張って。

と、マイクに向かって言った彼女の言葉のあと

中から悲鳴のような、慌てたような・・・なんか、色んな叫び声が聞こえるんだけど・・・

秋＞大丈夫かしら？

春奈＞中で一体何が？

夏未＞心配ないわ。彼らはきっと、ひと回り大きくなって戻って来ます。そのためのイナビカリ修練場だから。

紅羽＞・・・鬼か？

それから、彼らが心配だからと扉の前で待つ木野さんと音無さん

なんとなく、私も付き合う事にした

時間になったらしく、タイマーの音が鳴ってロックが解除された

開いた扉の向こうには・・・

栗松＞死ぬかと思ったでヤンス・・・。

宍戸＞イナズマイレブンって、こんな特訓してたんだ・・・。

半田＞結局、新必殺技はできなかった・・・。

秋＞大変！

春奈＞救急箱、取って来ます！

とにかくズタボロのみんな

紅羽＞やっぱ鬼だわ・・・。

円堂＞元気出せ。伝説のイナズマイレブンと同じ特訓を乗り越えたんだぜ！

豪炎寺＞その通りだ。この特訓は無駄にはならない。

円堂＞よぉし！試合まで１週間、毎日続けるぞ！

全員＞おぉー・・・！

あ、ここにも鬼がいた

有言実行したよ、こいつら・・・

本当に１週間、イナビカリ修練場に通った

そして、試合当日

グラウンドの周りにあるアンテナが、正直ちょっと不気味

雷門からのキックオフで試合が始まった

染岡があがるけど、御影専農はあっさりと抜かれる

というか、わざと抜かせたように見えた

豪炎寺にボールが回ったけど、まるでわかってたみたいな守備のせいで動けない